2026/11/02

(NO.1882) アナエロ豆と1ヶ月   岡 希太郎

コーヒー生豆を嫌気性発酵させると香りや味が変る・・・と聞いたことはありましたが、実際にどんなものなのか、1ヶ月間飲み続けて、その結果は「あまり変わらない」ということになりました。 

浅煎りと深煎りの両方とも煎って、それぞれ好きな量で混ぜ合わせました。結局分かったことは、浅煎りと深煎りを1:1でブレンドするのが一番スッキリと、ホットでもアイスでも美味しく飲めるということでした。 

何故そうなるのかは分かりませんが、筆者が想像している理由は、生豆が持っている栄養成分の割合が、程よくバランスが取れているからではないでしょうか・・・。 

バランスが取れているとはどういうことかと言いますと、深煎りに多いナイアシン(B3のニコチン酸)は苦味を強める成分であるのに対して、浅煎りに多いポリフェノールのクロロゲン酸は深煎りの苦味を弱める成分だと分かっています。ですから両方を程よくブレンドすることで、残った苦味を旨味として感じるようになるのだと思います。

以上はアナエロの生豆を使って実験した結果ですが、通常の生豆でも同じことが言えます。浅煎りと深煎りの味と成分の関係は、生豆の製造方法に依らず、コーヒー豆に特有の関係と言えるのです。ちなみに、今回の実験で、筆者はアナエロ独特の香りを感じることはほとんどありませんでした。理由は分かりませんが、今回のアナエロ豆が、嫌気性菌特有の臭みを発するほどの成分を作っていなかったからかも知れません。

 

2026年11月1日  岡  希太郎