2025/11/10

(NO.1780) 松茸ご飯でもしましょうか    山田雄正

 

秋の味覚の王様はやはり松茸になるだろう。 

 

「松茸の炭火焼きで一杯やりたいな」 

「年金暮らしでそんな贅沢は出来ません」

 

女房からきつい言葉で一蹴される。 

 

「そうね、松茸ご飯でもしましょうか」 

 

こんな優しい言葉を期待する方が間違っていた。 

 

朝晩がだいぶ冷え込んできた。 

家の中はすでに真冬である。

 

 

10/霜月/2025        山田 雄正