1杯のコーヒーでも、飲めば心房細動を予防できる。除細動の電気刺激治療を受けた後で、1日1杯のコーヒーを飲んでいる人は、再発リスクが低い。これは以前から論文発表されていたコーヒーの効能なのだが、今回はちょっと様子が違った。これまでこのテーマにコメントしていた専門家は心臓病の専門医がほとんどだったのに、今回は日本を代表する免疫学者の宮様昌之氏がFacebookに書いたのだ。詳しくは、下記URLを参照して下さい。
https://www.facebook.com/photo?fbid=25462670800096369&set=a..294405390682924
ところが今年になって、今度は死亡率の高い心筋梗塞について、コーヒーが効くという、そのメカニズムが発表されたのです。ビックリしましたが、実験は薬理学で言う細胞実験なので、生身のヒトでどうこうという段階ではありません。以前からある、「コーヒーを飲んでいる人は心臓死するリスクが低い」という疫学研究を信じれば、「そうかなるほど・・・」という論文なのです。
実験で用いた薬物はニコチナミドアデニンジヌクレオチド(NAD)というややこしい化学物質ですが、体内ではミトコンドリアの中で生きるためのエネルギーを作っている優れものです。で、このNADを使って実験すると、弱った心筋細胞が死なずに生き続けていたのです。大袈裟に言えば、「生きるエネルギーがありさえすれば、心臓と言えどもそう簡単にはへこたれない」ということだと思います。
では、実際に心臓病の方がNADを飲めば効くでしょうか?注射すれば効くでしょうか?そう簡単なことではありません。現状での答えは、取り敢えずでもコーヒーを飲むことなのです。
2026年2月4日 岡 希太郎