明けましておめでとうございます。
さて、先ずは昔のお話です。定年退職まで3年を残していた2004年、筆者はコーヒー研究に手を染めました。何でと聞かれると「定年後の暇つぶし」と答えていました。何故なら「コーヒーが肝臓癌を予防する」という疫学の話を真面目に聞いてくれる人は居なかったからです。
焙煎にともなう成分変化を特許出願して、深煎りと浅煎りを同時に飲めば「糖尿病予防効果が高まる」と請求項に書きました。それから15年たった昨年、縁あってNHKに出演したとき、担当ディレクターさんが(筆者には内緒で)「希太郎ブレンド」のフリップボードを用意していたのです。今この名前が商標登録の手続きを終えて、商品を用意して、承認を待っている段階だそうです。
ここからは初夢です。正確に言えば初夢に出てきて欲しい願いです。「希太郎ブレンド」を飲んでいれば、飢餓のストレスに出会っても死なずに済む。年を取って病気になっても死なずに済む・・・。
傍証証拠が幾つかあります。いよいよあと1ヶ月で定年という2007年3月1日(木曜日)、日経新聞朝刊の文化欄に「津軽藩兵を救った珈琲」とは、弘前市の珈琲店主・成田専蔵が一面全部を使って大きな記事を書きました。その1行にあったのは、
「浮腫病は今でいうニコチン酸欠乏症(ペラグラ)でコーヒーに含まれるビタミンBのニコチン酸に薬効がある」。
以来、筆者の研究目標は「糖尿病を予防するコーヒー」から「飢餓でも年を取っても元気を運び命を救うコーヒー」に変わったのです。そして一昔経って、昨年はNADを増やすサプリメント探しが花盛りでした。でも何故かニコチン酸は外されています。経済ファーストのサプリ業界にとって、安いビタミンは邪魔ものなのです。でも消費者にとっては健康という大黒字を運んで来るニコチン酸です・・・さあ今年こそ目を覚まして張り切ろう!