2019/09/24

(NO.1183) 苦肉の策が裏目に! 小濱綱之

ラグビーワールドカップが始まり、日本代表はロシアを下し勝ち点5を獲得し、ラグビーファンだけではない日本中の国民が喜びに沸き、プロ野球巨人ジャイアンツのセ・リーグ優勝が霞んで見えた。

大相撲では御嶽海関が優勝決定戦で貴景勝関を押し出しで負かし二度目の優勝、女子プロゴルフではいま人気絶頂の渋野選手が全英オープンの優勝以来、劇的な逆転で国内優勝、そして女子プロテニスでは東レジャパンオープンで大坂なおみ選手が優勝を果たした。

いまや日本はスポーツの真っ盛りといったところ、来月10日は「体育の日」も控えている。

さて、秋田県500歳野球大会が21日(土)から開幕し我がチームの中通クラブは二回戦で矢島OBクラブと対戦し我がチームのエラーなどが重なり6対6の同点となり抽選(ジャンケン勝負)で惜しくも敗退した。(チームメイトからの情報による)

実は私は今回の大会に参加できなかった。

というのも8月の練習試合で左ひざの半月板損傷で走ることができず、未だにおとなしく養生している状態です。

2週間前、中通クラブの壮行会が催された宴席も私は欠席した。

チームメイトで一番の友人である佐藤氏(57歳)にも事前にメールで「ひざの状態が思わしくなく壮行会は欠席!」と連絡したら、彼からのメールが「俺も消費税増税の関係で仕事が忙しくて欠席です!」との返信、私は「じゃー、10月入って落ち着いたら、ふたりで一献やろう!」と返したら「年内無理です!」と返信が届いた。

一体何がそんなに忙しいんだろうと私なりに考えて見たら、彼の仕事内容について詳しくは知らないが、以前、個人商店などを顧客としてレジのソフトを開発したりセキュリティソフトの導入などIT関係の仕事に携わっているようなことを思い出した。

政府が10月から消費税増税に伴い、中小企業などでの買い物に現金払い以外のカード払いなどに対し、2%の還元などいろいろ面倒な支払方法で得になるやり方を導入した。(起動に乗れば面倒ではないのだろう?)

それに伴いレジのソフト開発にテンヤワンヤになっているのだろうかと推測した。

先日、テレビ番組でも10月の消費税増税の対応に間に合わないと嘆いていることを聞き、今回の消費税増税に伴い中小企業関係に対する一部の関係業者には大変な状況に陥っているんではないかと思われた。

尚且つ、来年の6月までの期限つきのようだが、再度6月に向けてソフトを組み替えなければならない苦労を政府は分かっているのだろうか。

政府が善かれと思って実施したことなのか、苦肉の策なのか、いずれにしろ、寝る間も惜しんで対応に四苦八苦している仕事人がいることを知ってもらいたい。

私は年金受給者で何も手助けできない半端な身だが、酸味のあるたまらなく苦いコーヒーを飲むたびに彼の体調を陰ながら案じているひとりである。

 

2019年9月24日      小濱 綱之