2021/04/05

(NO.1262) ジェンダーギャップで思うこと  岡 希太郎

 

世界経済フォーラム(WEF)が調査・発表する「ジェンダー・ギャップ・ランキング」。日本の順位が120位と低いことを、TVが嘆く理由が解らない。経済・政治・教育・健康の4つの分野で、国別に男女格差がどの程度あるかのデータらしい。で、日本は下から数えた方が早いことを嘆いて、「もっと上げなければ・・・」と言う。 

ちょっと待ってください。比べているのはこれだけではないですよ。 

経済成長率           160 

男女平等度           120位

報道の自由度           66位

幸福度                 62位

一人当たりの購買力     33位

同 GDP                25位

平和度                   9位

名目GDP(米$)            3位

他にも色々あるでしょうが、世界のランキングより大事なことがありますよ。一体何かと言いますと、そりゃあ「我が家のこと」ですよ!岡家は完全女系です。僕の兄弟は5人ですが、上3人は女です。親父は45歳の早死で、お袋は93まで元気でした。僕の子供は一女一男ですが、二人目を男の子にしようとのことで、2か月間の苦難の食生活を強いられました。そのせいでそれからずっと便秘が続いて、今は酸化マグネシウムのお世話になる始末です。

一難去ってまた一難、孫は全員女子になって、やがて家系の途絶えは時間の問題となりました。それでも我が家は平和です。女子力が強いのではありません、男子力がないのです。ですから日本の女子が弱いなんて、僕にはとても信じられないことなのです。

さて、もう一度ランキングを見てください。日本の平和度は世界第9位の好成績。この世に生まれて「やりたいことがやれる」ためには、平和でなければなりません。男女平等などと暢気なことが言える時代は、平和あっての物種でしょう。戦争してる国はほぼ例外なく、男の方が強過ぎます。

それにしても「3代目は家を潰す!」。160位と3位の差にビックリして、そう遠くないうちにその差が消えるのは確実でしょうが、バブルの貯金が食い潰されても、大地震とか戦争だけは無しにしてと、エイプリル・フールにつくづく思う次第です。


2021年4月5日   岡 希太郎