2025/06/09

(NO.1729) 恐怖の土曜日    デコッパチ

土曜日の午前に携帯を落とした。気がついたのが正午頃。まさに、顔面蒼白である。自分だけは落とさないと思っていたが、なかなかそうはいかないものである。かなりの情報が、まるまる入っている。最悪の事態が頭をめぐる。家のパソコンで、遠隔で場所を探ろうとしたがわからず。スパイ映画のように、遠隔で初期化、爆破させようとしたが、それもできず。。。 

駅前の携帯ショップにかけこむが、対応は、なかなかせつない。もそもそと、位置情報を教えてくれるだけである。商売につながるかもしれない、買い替えるかもしれないのに、そっけない、やや冷たい対応である。世間は厳しいものである。資本主義の限界?を感じる(大げさである)。ショップのかたから、「どうも、警察署のあたりですね」といわれ、取り急ぎ、駅前の交番にいく。そこで、内心はしっちゃかめっちゃかだが、落ち着いたふりを装いながら、書類を書く。特徴やメーカーや、色、待ち受け画面などの記入が求められる。

ほどなくすると、パソコンをたたいていた巡査さんが、1時間くらい前に警察署に届いたばかりの機種と、特徴が合致しました、ということで、警察署に連絡してくれる。Tさんという巡査さん。あなたの名前は一生忘れません!拾っていただいた方にも、なんとお礼を言ったらよいか。

すぐに、警察署にとんでいき、一階の、ガタイのよい男性たちが数人いらっしゃるところで、用件を伝える。機種、色、画面ロック番号などを確認する。待ち受け画面はなんですか?ときかれ、確認できた。晴れて、書類にサインして、端末が戻ってきた。待ち受け画面が、アニメなどの恥ずかしいものでなくて良かった。「待ち受け画面はなんですか?」、「宇宙戦艦ヤマトです」、なんて、微妙な沈黙になりそうである。

うう、今回の教訓は?  民間企業のサービスというものは、なかなか限界がある、ということか。公共機関のありがたさ、セーフティネット的な業務に、つくづく感心してしまうしかない。しかし、スポーツクラブなどで、マシンで鍛えているかたがたと違い、仕事上、柔道や剣道などで鍛えた方たちのカラダは、冗談でなく強そうである。来週から、武道、剣術などを習おうかと思ってみたりするが、やめたほうがよいのであろう。

 


2025年6月8日   デコッパチ