写真で解説! スペシャリティーコーヒーができるまで

数回に分けて写真つきでスペシャリティーコーヒーの製造工程を説明します。

どうやって特別の一品が出来上がるのか?

統一ルールの無い世界、職人技の世界

各生産国や業者によって精製方法の違いがあります。どの方法が一番なのかは正直いって統一ルールは無く暗中模索段階です。ただ夫々の生産者が培ってきた基準をしっかり持っているか、また精製プロセス毎の手順がぶれずに実行されているかを確認していく事が重要です。

統一ルールの無い世界、職人技の世界

コーヒーが輸出規格品の生豆に至るまでには、
(1)収穫 (2)水洗工程 (3)乾燥工程 (4)選別工程
とあります。夫々の工程で常に決められた手順で精製が進んでいるのか。これが見るポイントです。

職人技の世界から近代農法への脱皮へ

曖昧模糊なコーヒーの栽培・精製方法にも近代農法を取り入れて、 よりシステム化を図り継続的に安定して高品質コーヒーを生産しようとの機運が芽生えています。 環境マネジメントシステムの国際規格のISOを取得する生産者が出たり、ブラジルスペシャリティーコーヒー協会では、 品質認証プログラムをスタートさせるなど近代農法への脱皮が進んできています。

生産者の想い入れを聞き、消費国サイドは意見を云いましょう

どの方法が一番良い手法なのか。お客さまの好みにあったコーヒーを作って貰えるような意見の遣り取りが重要です。 お互い率直に思うところを語る、これに尽きます。

我々は夫々の生産者が高品質コーヒーを生産する基礎力があるかどうかを栽培・精製のプロセスを通して 確認していきます。後はお客様の要望を聞いて生産者にリクエストする、そんなコーヒーを作って貰う。 その橋渡し役なのです。

ステージ A:コーヒーの始まり

A-1:コーヒーの果実
内容説明
コーヒーの木の種が珈琲になります
品質管理で注意すべき事柄など
A-2:コーヒーの苗床
内容説明
畑に植える前に5-6ヶ月育てます
品質管理で注意すべき事柄など
病虫害の予防が大切です
A-3:農園に植樹
内容説明
肥料と共に植え付けます
品質管理で注意すべき事柄など
十分な栄養を与える必要があります
A-4:開花
内容説明
綺麗な白い花を咲かせます
品質管理で注意すべき事柄など
開花は複数にまたがります
A-5:果実の成長過程
内容説明
緑色の果実が成長します
品質管理で注意すべき事柄など
気温変化・降水量にも影響されます
A-6:果実の成長過程
内容説明
段々赤みを帯びていきます
品質管理で注意すべき事柄など
A-7:果実完熟
内容説明
真っ赤な完熟の色になります
品質管理で注意すべき事柄など
A-8:古木の再生
内容説明
古木の再生に接木したりします
品質管理で注意すべき事柄など
生産量が再び回復し樹勢が蘇ります
A-9:収穫風景
内容説明
一家総出で収穫を行ないます
品質管理で注意すべき事柄など
完熟豆だけを摘み取る必要があります

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