2006/01/19

ベネズエラ コーヒー豆小売価格、60%引き上げ=供給不足解消で

ベネズエラ政府は17日、コーヒー焙煎豆の統制小売価格を60%引き上げ、
キロ当たり1万1850ボリバル(5.50ドル)とした。供給不足を解消するのが狙い。
加工業者がコーヒー豆農家に支払う統制価格が昨年引き上げられ、採算割れを理由に
加工処理が中止されたことから、消費者は焙煎豆の不足を感じ始めていた。
同国のチャペス大統領は先に、コーヒー業界が求める価格引き上げ要求には屈せず、
同業界を国営化すると警告した。
ベネズエラ経済に関する政治的な混乱が数ヶ月に渡って続いたのを受け、同国は
2003年初めに、生活必需品の価格統制を始めている。