2006/01/13

ブラジルのグルメコーヒー競売 ポンド当たり49.75ドルの過去最高値

ブラジル・スペシャルティー・コーヒー協会(BSCA)は11日、7回目を迎えたブラジルの
グルメコーヒーの競売「カップ・オブ・エクセレンス」インターネット競売で、豪州とカナダの業者が、
グルメコーヒーを過去最高となるポンド当たり49.75ドルで買い付けたと発表した。
これまでのブラジルのグルメコーヒーの最高値は、2004年11月に日本の焙煎業者が
支払った13.65ドルだった。

競売の運営を手掛けるスージー・スピンドラー氏は「驚異的な水準だ」とした上で
「コーヒーは今や、ワインのようなものとして考えられており、極めて高い値段を
つけることが可能だ」と語った。
豪州の焙煎業者ミシェルズ・エスプレッソ、豪州のコンサルティング会社インストレーター、カナダの
コーヒーチェーン、カフェ・アルティジアーノが、12袋(1袋=60キロ)に対して約7万9000ドルを支払ったという。
今回の価格は、ブラジルの輸出用コーヒー生豆の約48倍。同国の輸出用コーヒー生豆は昨年
約2250万袋輸出されているが、グルメコーヒーの輸出高は100万未満。