2006/02/15

ブラジルの06-07年度コーヒー生産は4405万袋=輸出業者見通し

ブラジルの輸出業者Comeximは13日、2006-07年度(06年7月ー07年6月)の
同国コーヒー生産が4405万袋(1袋=60キロ)と、前年度(3290万袋)比
34%増加するとの見通しを示した。
Comeximは「こうした水準の生産は、過去数年間にかけて全体的に供給不足が
続いていたブラジルのコーヒー市場に多少の安心材料を与えるだろう」と述べた。

アラビカ種が2年周期の豊作年に当たる事から生産増加が見込まれているが、
コーヒー全体の生産は02-03年度に記録した4850万袋からは大幅に下回り
過去最高は更新しないと予想される。農家による肥料などへの投資不足や、
昨年8月に乾燥天候に見舞われたことが背景。

主要現地のミナスジェライス州のアラビカ種生産は2200万袋と、前年度の
1450万袋から増加する見通し。
2位のエスピリトサント州の生産は、ロブスタ種が750万袋、アラビカ種が
200万袋に拡大するとみられる。前年度はそれぞれ625万袋、170万袋だった。

Comeximの生産見通し4405万袋は、政府予想の4200万袋を上回っているが、
業界の見方と一致している。