ここでもやはりトラックの荷台に乗って農園へ移動。待ち合わせ場所からトラックで走ること30分。相変わらずどこも農園までの道は悪路です。荷台で揺られながらカスカハル農園に到着。この農園は現在700ヘクタールの大農園でホンジュラスの国境まで繋がっています。写真の山の向こうはホンジュラスです。さぞかし歴史ある農園だろうな思ったら創業は1992年。55ヘクタールの農地から始め、年々敷地を拡大し現在に至ります。アマド氏(写真の口髭の人)は相当のやり手のようです。現在栽培されている品種はカツアイ90%、パカマラ10%。昨年はマラカツも僅かながら植えたそうです。昨年度の収穫量は24000袋。その殆どがコモディティーとして輸出されています。日本にも日本の商社を経由して輸出されています。社員も乾季の時は50人、雨季になると250人、収穫期になると1,000~1,200人が働いているそうです。地元では超大企業です。
この農園は実はRA(レインフォレスト・アライアンス)とGood Inside(Utz Cafe)のダブル認証です。そのためか農園は非常にキレイに整備されており、園内の道路のアチコチにはゴミ箱が設置されています。また道路も農園までガタガタの公道ですが、園内は整備されたキレイな道路です。認証を保つ為には色々と経費と手間が掛かります。
農園内を走っていると突然、見晴台が登場。恐らくここで各認証の関係者が農園内を見渡し、満足して帰って行くのでしょう。農園を見渡し次にナースリーに移動。ここでは主にカツアイが育てられています。アマド氏がどこからともなくバナナを持ってやって来ました。早々都合良くバナナがあるとは思えません。もしかしたら事前に準備されていたんじゃないかと思います。