まず最初に訪れたのはキヌヌ・ウォッシング・ステーション。到着するといきなり村の人達のお出迎え。皆我々の歩く方へゾロゾロとついてきます。このウォッシング・ステーションは家族経営のSOCOR S.A.R.L.社が運営しており、2005年に建設されたばかり。2005年はチェリーベースで約300t、2006年は90t、2007年は700t、2008年は2000tと順調に伸びてきています。約3000人の小農家の持込の他に、自社で20,000本を有する農園を所有しています。ウォッシング・ステーションは標高約1450mに位置していますが、農園は最高約2000mにまで達します。このウォッシング・ステーションではパルピング後、発酵槽に浸ける前にパルピングした状態のまま、ヌメリがついたままの状態で約12時間放置し、その後発酵槽に移して約20時間。ヌメリが取れたところでアフリカンベットで乾燥させます。この発酵槽に入れる前に1工程入れるやり方はルワンダ全土で行われています。この1工程がルワンダのコーヒーを良くしているのでしょう。ちなみにこのウォッシング・ステーションはローストした豆も“KINUNU”と言う名前で販売しています。
昼食のお弁当を食べ、急いで次のウォッシング・ステーションへ。今回、フランス語または現地語→英語→日本語と通訳も通常の倍以上時間がかかり、しかもそこへ暴虐無尽のブルンジ人が割り込んで質問したり、集まれと言っても中々来なかったりと正直ろくすっぽ説明が聞けなかったのが現状です。
3人が並んでる写真で左のおっちゃんがこのウォッシング・ステーションのオーナーキルゾロゲ氏です。