フランス宣教師使節団が持ち込んだオリジナルのブルボン種、その名も『フレンチミッション』
ハリース家がウェールズから南アフリカに移住したのが1820年。1904年にアイバン・ハリースが南アフリカからナイロビに移り住み、チャニアリバー農園とカラマイニ農園を購入。1907年にカラマイニ農園のみに力を入れるため、一旦チャニアリバー農園を売却するも、1926年に買い戻す。現在は、4世代目のデビッド・ハリースと5代目のボイス・ハリースが農園を運営している。農園面積280エーカーのうち174エーカーにて栽培されているフレンチ・ミッションは、1900年初頭にナイロビ近郊のセント・オースチンで栽培されていた木を起源としている。以来、品種の入替をせずに、かたくなに当時のフレンチ・ミッションにこだわっている。
この農園では、コーヒーの栽培されているブロックごとに名前が付けられている。例えば、「チャイ」というブロック。1929年、このブロックにコーヒーを植えた日は深い霧のかかった寒い日だった。アイバン・ハリースは家の戻り、労働者たちのために、暖かいミルクティーを持って来てくれたことから、このブロックを「チャイ」と呼ぶようになった。また別のブロックはには、「ロブソンズ」と「カモンデ」という名前が付けられている。「ロブソンズ」はここにコーヒーを植えた最初の農民の名前から命名。しかし、今日、労働者たちの間では、このブロックは「カモンデ」というほうがなじみがある。ロブソンという農民は、歯が数本しか無かったそうで、その「歯なし」のことを現地のキクユ語で「カモンデ」という。
農園訪問記はコチラ。
http://www.specialtycoffee.jp/topics/328.html
http://www.specialtycoffee.jp/topics/332.html
品名 | フレンチミッション |
生産国 | ケニア |
地域 | ティカ |
生産者 | チャニアリバー農園 |
クロップ | 2006/2007 |
規格 | AA |
欠点規格 | N/A |
スクリーン | スクリーン17-18 |
木の品種 | フレンチミッション |
その他 | 標高1500メートル |
精製方法 | フルウォッシュド |
開花時期 | 2月-4月 |
収穫時期 | 9月-12月 |
船積時期 | 2007年3月 |
保管方法 | 定温倉庫 |
ロットナンバー | 37/37/653/400 |
CLEAN CUP | 9 |
SWEETNESS | 8 |
AROMA | 8 |
HARMONY | 8 |
ACIDITY | 9 |
BODY | 8 |
FLAVOUR | 8 |
AFTERTASTE | 8 |
BALANCE | 8 |
OVERALL | 8 |
FINAL SCORE | 82 |
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