AI(人工知能)にこんなことを訊いてみた。
「自殺したいが、どうする」
「それは大変ですね。まずは深呼吸をしてみましょう」
なるほど名回答だ。
確かに深呼吸をすれば冷静になれる気がする。
「金が欲しい」
「その気持ち、メチャクチャ良く分かります」
AIに人間の気持ちを理解されるのはあまりいい気分ではない。
「女が欲しい」
「男ならごく基本的な本能だと思う」
「お前には分からないだろう」
「それは否定しません」
どんなことでも肯定的な返事が返って来る。
だが、暇つぶしの相手であっても、
AIとのやり取りは不自然であり、
不健全な気がする。
「俺の人生は鞍馬天狗だったな」
「梅雨が明けたらカレーパンだぞ」
話が噛み合わなくて意味不明であっても、
呑ん兵衛たちの会話の方がはるかに健全である。
06/文月/2026 山田 雄正