2026/04/01

(NO.1821) PLAN75!   小濱綱之

今年も新年度が始まる4月1日が来た。新入生、新入社員など新しい人生の第一歩、はるか昔になるが、私も不安と希望を心にいだき第一歩を踏み出した記憶がある。 

さて、今日午後、囲碁の対局に向かう途中、椅子に座り休憩中のおバアちゃんふたりの前をとおり過ぎたら「ワダシ、今日、整形さいって来たもの」「あえー、んだながー」なんとも言えないイントネーションの秋田弁、秋田ではいまや高齢者だけの特権なのか、若人が秋田弁を話す姿を耳にしたことがない。 

対局前に「小濱さん、今日の新聞さ、老人は死んでくださいって載ってた記事見だが?」「ざっと新聞に眼とおしたども気がつかなかった」、家へ帰ってよく見たら、つぎのような記事だった。

{四半世紀ほど前に話題になった川柳があった。「老人は死んでください国のため」、当時80代だった義父がこんな感想を言っていた「戦争中はお国のために死ねといわれ、老人になったら邪魔だからお国のために死ねというのか」、それから25年経過し、現在日本では65歳以上の高齢者が30%弱となった。一方、社会を支える生産年齢人口である15歳から64歳までが減少し続け、総人口の50%台後半という。つまり生産に関与しない高齢者が社会のお荷物になってしまった。自虐的な川柳が冗談では済まされないほどに深刻な社会問題となったわけだ。

倍賞千恵子主演の映画「PLAN75」は高齢化問題の解決策として75歳以上の老人に安楽死を選択できる権利を国家が認め推奨するという物語だ。「老人は死んでください国のため」そのものの映画だった。しかし、考えてみれば少子高齢化に至った原因は国の政治の無策にあるのではないか。庶民のワシら高齢者はなんと言われようが平然と生き続ければ良いのだ。}

健康な高齢者は平然と生き続け、健康を害してる高齢者が願うなら安楽死もありなのか。

 


2026年4月1日   小濱 綱之