羊飼いカルディのコーヒー発見物語は超有名で、中にはその話が本当だと信じている人も多い。しかし、これは全くの作り話なのです。エチオピアから持ち込んだコーヒーの苗木をイエメンの農園に植え付けたとき、それよりずっと後の12世紀になって作られた話なのです。では実際にコーヒーノキは何処から来たのでしょうか?
これについて最も信頼できる記述は、論文にはなっていませんが、旦部幸博氏のホームページ「百珈苑」に「コーヒーの世界史~コーヒーノキの起源」として書いてあります。Copilotに聞いてみても、この内容は相当に信頼できるとの答えが返ってきます。どんな話かというと、ザックリまとめて「ゴンドアナ大陸」に期限があって、その後の地殻変動で、アフリカ大陸、マダカスカル、そして西インドと言った、現在の世界地図に見られる3つの地域に引き裂かれたそうなのだ。つまりこの3地域は、ゴンドアナ大陸では陸続きで、猿たちが赤い木の実を食べて暮らしていた場所だったのです。
旦部氏の推測はこの辺りまでで、もう1つつけ加えると、アフリカ大陸のコーヒーノキの分布と拡散は、人類の最初の祖先と似た奇跡を辿ったという可能性に触れています。つまり、人とコーヒーノキの出合いは、カルディ物語よりずっとずっと古い時代に起こっていたのです。もしかすると、二足歩行の人類が現れるよりずっとずっと大昔の猿の時代だったのかも知れません。
以上、正月の初夢に出てきたらいいなと思った話でしたが、残念ながら見ませんでした。
2026年1月6日 岡 希太郎