秋田県の地元新聞にはあいかわらずクマの目撃情報と特殊詐欺による被害状況の記事が毎日掲載されている。
先日、秋田県北に大館市という“秋田犬”で有名な市があり、郊外にクマが出没し民家の物置小屋にあった殺虫剤の袋、三袋がきれいに食い荒らされていた。その殺虫剤を食べたクマはどうなったか、近くの林のなかで死んでいるのが見つかった。
ちなみに放牧されている牛は有毒成分のある葉や草は食べないと言う。例えば、レンゲツツジやヤマゴボウ、イチビなど牛にとって有害な草などが放牧地内にあっても食べない。集団生活での学習なのか、牛が生き抜くための感性なのか、的確に判断できる能力がそなわっているようだ。その点、人間は毒キノコにあたったり、フグにあたったりと学習能力が足りない生き物なのかもしれない。
クマも野生植物などは有毒の有無の判断がつくが、人間社会の品物までは無知に近い、嗅覚にたより食べ物と間違え三袋も食べたら冥土へまっしぐらである。
近い将来、クマも学習することだろう。それほど人里に侵入しているのが現実である。
2025年8月27日 小濱 綱之