2025/07/28

(NO.1745) 三寸飛んで口に入る    山田雄正

 

酷暑、猛暑の日々である。 

すでに冷夏という言葉は死語になったような気がする。 

 

『枝豆や三寸飛んで口に入る』子規

 

暑ければ暑いなりの楽しみ方がある。

風呂上がりにキンキンに冷やしたビールを一気に喉に流し込む。

 

「グビッ、グビッ、グビッ、グビッ・・・・ププププァァァ~~~~」

「ぷへぇ~~~ 生きてて良かったよ~~」

 

人間はシンプルに生きるべきかもしれない。

ささやかな幸せが極上品である。

 

欲しいものは特にない。

それでも欲しいものが現実に手に入るとしたら、

欲しいものはいくらでもある。

 

 

28/文月/2025       山田 雄正