両国国技館で行われている大相撲夏場所も昨日、千秋楽を迎え、大関大の里が14勝1敗で優勝と横綱昇進を決めた。
今場所の相撲内容は前場所までの土俵際の甘さが見受けられず、横綱豊昇龍との対戦を除いては足・腰が安定した押しと余裕のあるはたき込みで、初日から14連勝、だが千秋楽に横綱豊昇龍に上手ひねりで敗れ、15連勝とはならなかった。
これから長い横綱の人生を歩み続けるにはこの負けがいいクスリになったことだろう。
一時は八百長やコロナで相撲人気も下火になったが、大相撲もこのふたりの横綱が競い合い、より一層相撲界を盛り立ててくれるだろう。
先日、知人が言っていた言葉を思い出す「相撲界の厳しい稽古に対する忍耐、血と汗にまみれた努力、それに素質が必要、努力だけでは上にあがれない。七光りの元野球選手でいまはタレントとか言って、年間6億円超もスポンサーからもらってる輩とはカネの価値観がちがう」
人間、ネタミ・ヒガミが一番おそろしいと言う。
横綱大の里、白鵬の優勝回数を超えろ。
2025年5月26日 小濱 綱之