日本国内の一般国民に対するコロナワクチン接種が予定より遅れることが確定した。コロナ感染防止対策で苦慮している菅首相の苦悩を周りがあざ笑うかのような長男の総務省接待問題について、安倍前首相の昭恵夫人に続き今度は菅首相の長男、まるで金太郎アメのように総理大臣の足を引っ張る家族にはもううんざりだ。ここは神の国、日本であって韓国ではないといいたい。
さて、先日の全豪オープンで二度目の優勝を成し遂げた女子プロテニスプレイヤーの大坂なおみ選手はすごい、私の印象に残った試合はやはり四回戦である。対戦相手はスペインのガルビネ・ムグルサ(27歳)、全仏・ウィンブルドンの優勝経験を持ち、お互い元世界ランキング1位同士である。
第1セットはムグルサが6対4で先取、第2セットは大坂が6対4で取った。第3セット、大坂のサービスゲームで始まり3ゲームまではお互い順調にサービスゲームをキープし、大坂が2対1でリード、4ゲームに入りムグルサのサービスゲームで大坂がブレイクできた試合だったが、スマッシュをイージーミス、そのあとムグルサのバックハンドがコーナー一杯に決まり、大坂は思わず自分のラケットをコートに叩きつけた。
私は大坂のイラついてる行動を見ていやな予感がした。これは大坂の負けパターンだと思った。案の定、つぎの5ゲーム、大坂のサービスゲームをダブルフォルトなどで相手にブレイクを与えてしまい、ムグルサが3対2とリードした。その後、5対3でむかえた9ゲーム、大坂のサービスゲームなのに15-40とムグルサのマッチポイント、テレビ観戦しているほとんどの人が大坂の負けを確信したと思われる。(私も大坂選手は4回戦で敗退かと思った)
だが、今大会の大坂選手は一味違った。大ピンチをスピードのあるサーブやラリーでしのぎ10ゲームへと持ちこたえた。もうあとがない大坂選手は緊張感をバネにデュースから16本のラリーのすえブレイクをとりイーブンにした。
そして、11,12ゲームを奇跡の連取で大逆転勝利をおさめ準々決勝へ進んだ。準々決勝の対戦相手は台湾選手で大坂選手が2セットストレート勝ち、準決勝では2018年の全米オープン決勝で対戦したセリーナ・ウィリアムズ(39歳)、これも大坂選手が2セットストレート勝ちした。もう過去の大坂選手ではなかった。テクニックとスピードボールが年々成長している大坂選手にはウィリアムズ選手がもう敵ではなかった。この勢いに乗り決勝もアメリカのジェニファー・ブレイディにストレート勝ちし全豪オープン二度目の優勝を果たした。つぎは赤土の全仏オープンと芝のウィンブルドン選手権であるが、大坂選手の持ち味であるスピードボールが生かせないコートでいかに成長した自分を見せてくれるのか楽しみである。
私は全豪オープンでの大坂選手の試合を振り返り「ネバ―ギブアップ!」決してあきらめない。あらためてこの言葉を思い返した。