2021/01/11

(NO.1246) ガッカリ  小濱綱之

あけましておめでとうございます。

新年早々、コロナ感染者数が拡大し政府も国民も心配と不安が募る日々が続いている。

さて、昨年末からガッカリすることが多い世の中になっている。

まずは東京都のコロナ感染者増加に対する都庁と政府の感染防止対策について、緊急事態宣言発令の遅さ、自民党議員が次から次へと忘年会と新年会を中止した時期が遅すぎること。そして与野党ともに今後も4人以下の会食は認めること。なぜこの感染状況のなかで会食しなければならないのか、それこそ不要ではないか、必要なら会議ですむはずである。菅首相の毎朝の会食もなぜ食事が伴うのか疑問である。たとえが不適切にあたるが、秋田でさえ我々OB会の忘年会・新年会は3ヵ月前に中止を決定、役員会もコロナ感染状況により会議は不要不急とみなし中止(議題などは郵送と電話で済ます)することにした。 議員が自ら襟を正し模範を示さなければならない時にガッカリすることばかりである。

つぎに「桜を見る会」について、安倍前首相の不起訴を検察側は決めたが、世論調査によると「桜を見る会」前日の夕食会費用補填問題を巡る安倍前首相の対応について,自民党支持層でも「不十分だ」との回答が67.9%に上がり、「十分だ」の25.4%を大幅に上回った。おもえば、1976年に田中角栄元首相らが逮捕されたロッキード事件では検察が政権の意のままにされるのを阻止するかのように国民の信託に応え起訴した経緯がある。いまの検察にはガッカリ。

つぎは相撲界のスーパースターである横綱白鵬のコロナ感染である。まさかのニュースにビックリしたのと同時にガッカリした。コロナ感染には十二分に注意していたはずなのになぜなんだろう? 濃厚接触者として全力士のPCR検査の結果、陽性の力士が出たため今場所4部屋65力士が全休することに決まった。 横綱白鵬も全休が決まっているが、終盤途中出場し優勝候補力士と対戦させたら視聴率アップにつながるんではないか。

 

最後に 地方新聞のシニア川柳年間優秀作のなかから、

・家内とはだいぶ前からディスタンス

・大発見私の人生ほぼ不要不急

 

2021年1月11日      小濱 綱之