2020/11/02

(NO.1236) 厳しさ故に! 小濱綱之

11月は霜月(しもつき)、霜月の由来は霜が降り始める月だからといわれているが、諸説あるようです。

先日、田沢湖高原へ泊りがけで紅葉を見に行きました。

妻と予約したホテルは以前利用したホテルグランド天空、15時チェックインには1時間も早く田沢湖高原に着き、我々が泊まる水沢温泉郷をとおり過ぎ乳頭温泉郷へと足を伸ばしたら、ブナの密集林に心が癒され、且つ前方に見える山々が黄色・赤と鮮やかな彩りを醸し出していた。

また、ホテル天空から眺める田沢湖と遥か遠くに見える鳥海山、そしてホテル前方にある紅葉がマッチし、まるで絵画のような光景に目を見張った。

翌朝はあいにくの雨だったが、雨に洗われたような鮮明な紅葉、田沢湖上に浮かぶ霧が水墨画を見ているような錯覚さえ覚えた。

昨日は自宅近くの千秋公園へ久しぶりに散歩へ行ったら、イチョウの樹が黄色に染まり秋田市中心街の樹々も紅葉が始まった。

 

さて、いま自宅近くではホテル建設中の作業現場で朝早くから暗くなるまで工事作業員が一所懸命働いている姿が眼につき、いつも頼もしく見えている。

しかし、毎日のように親方の怒鳴り声が聞こえ、今日はどうしたんだろう、なにがあったんだろうと怒鳴られている工事作業員に気遣っている。

「バカヤロウ、なにやってんだ!」「そこじゃないだろう!」「ロープをしっかり引っ張れ!」・・・。

これは業種・職場が異なればパワハラ問題で訴えられる言動だろう。

私と妻は「お、今日も気合が入ってるね!」などと野次馬根性まる出しで興味津々であるが、親方は高所作業では常に命の危険が伴い一歩間違えば重大事故につながる工事現場で甘えは許されず、厳しい言動で作業員を指導・教育せざるを得ないのだろうと私は理解する。

政府は働き方改革、マスコミはパワハラ・モラハラなどと問題提起しようとするが、事故が起きてからでは遅いのであり、事故防止のため、また作業効率を高めるため、厳しい言動も必要であることを工事責任者は身に染みているのだろう。

時代は変われど、時と場合により、いつの世にも変えられぬ厳しさがある。

 

2020年11月2日      小濱 綱之