これはコロナに勝つ関係式です。中学生にも解る簡単な数学で表わしました。「知識は力」、是非とも理解して実践してください。そうすればWithCoronaだろうがものともせず、ずっと気楽になるはずです。
ACE1とACE2はどちらも消化酵素で、血液に溶けています。両方合わせればACEsで、ACE1は悪玉、ACE2は善玉です。2つが塩梅よく存在するとき、血圧は正常に維持されます。念のためですが、悪玉が多ければ高血圧で、血管壁は硬く脆く、血栓が出来やすいので、コロナに感染すると重症化しやすいということです。
9月3日朝のNHKが、「ファクターXの第1候補はACE1である」と解説していました。日本人の遺伝子型は、あまり働かないように変異していて、そのため重症化し難いということでした。ニュースの出所は国立国際医療センターで、研究したのは熊本大学、山中伸弥先生のファクターXに、自然科学の初の候補が出てきたのです。でも番組は悪玉の話だけで終わりました。善玉は無視してもよいのでしょうか?
そんなことはありません。中国発の今年6月の論文によれば、善玉ACE2の遺伝子型は、東アジア人でよく働くタイプに変異しているのです。そうか・・・それでよく解りました。血中の悪玉と善玉の関係が、悪玉が少なくて(働かないで)、善玉が多ければ(よく働けば)、ACE1/ACE2の比は1よりずっと小さくなるではありませんか!それこそが本物のファクターXであるはずです。
では、この関係式を限りなく1より小さくするにはどうしたらよいでしょうか?話が長くなるので、興味のある方は、「コロナに勝つACE1を目指すコーヒー成分」で検索してください。繰り返しますが「知識は力」ですぞ。
2020年10月1日 岡 希太郎