2020/09/10

(NO.1230) 心に残るお宿!  小濱綱之

9月は長月(ながつき)、夜がだんだん長くなるので梢の秋ともいう。

先月末、安倍首相辞任の号外は驚きとともにヤッパリという声も聞こえた。 

次期首相には秋田県湯沢市出身の菅官房長官で決まりのようだが、秋田県選出の代議士ではないためか秋田県民の盛り上がりが薄いようである。

個人的には菅官房長官本人も強く望んでいた参謀役のナンバー・ツーを貫きとおし政治家の任期を全うしたら、50年先・100年先NHKの大河ドラマで「ナンバー・ツーの強さ」などのタイトルで取り上げられたのではないか。

しかし、「ブルータスお前もか!」といいたくなるような心変わりには二階幹事長の説得が大きかったようである。

その二階幹事長が一部の人からは老獪、またある人からは老害、はたまたどうでもいい人からは妖怪だなどと陰口を囁かれているが、本人は何を言われようが馬の耳に念仏で党の金庫番として優越感に浸り自民党議員を牛耳っている。

表面上は周囲からチヤホヤ持ち上げられ気分の悪いわけがない、この役得をどうして手放せようか「菅さん、次も私を幹事長に頼むよ!」と目じりを下げている顔が眼に浮かぶようだ。

 

さて、先週木・金と田沢湖畔にある花心亭しらはまという温泉宿へ一泊二日で妻と出かけた。

我々もコロナ感染で自粛していたが、県のプレミアム宿泊券を入手しGO TO キャンペーンの割引を利用すると県内でも値段が割高な宿が一般のお宿と同じぐらいの値段で楽しむことができた。

ある旅行好きの方が「旅行行く前に宿泊地も飯屋も交通手段も行く名所も、何もかもきっちりタイムスケジュール組んで決めてもろうたら、もうその旅行はつまらん。ただただ計画をなぞるだけの、現地出張確認や。旅行とは呼べへん」と言ったことを思い出し、我々の旅行は国内外問わずほぼ100%旅行とは呼べへんということや。

チェックイン15時に花心亭に着き、まずは貸切風呂へと一目散、貸切風呂もゆとりのある広さで四畳ぐらいの和室休憩所もあり心和む時間を楽しんだ。

風呂上りはもちろんビールをググッとのどに流し込み至福の一時を味わった。

あとは夕食まで部屋でコーヒーを飲みながら田沢湖を眺め二人で日常生活を忘れ瞬間的幸せを堪能した。

このコロナ感染時にお宿ではどのような対策をするのだろうと不安をつのらせながらチェックインしたが、部屋にいる時と入浴時それから食事以外はマスクを着用、食事は部屋に入る廊下の向かいにそれぞれ約四畳半の小部屋になっているダイニングがあり、そこで食事をとるため他のお客さんとは接触しないようにできている。

お宿では美味しい食事と温泉を満喫し、なぜしらはまという名前がついたのか支配人に聞いたら「昔、宿の前が美しい白い砂浜だったのでしらはまという名をつけた」というが、ええー、ほんとに?と疑いたくなった。

翌日の朝食時にイワナの燻製が食膳にでてビックリした。

思わず仲居さんに「なんで昨夜の夕食に出してくれないの?」というのは酒の肴にピッタリだったため。

 

いずれにしろ、心に残るお宿だった。

 

2020年9月7日      小濱 綱之