肉眼では見えない地球上に蔓延する敵、新型コロナウィルスはすでに日本でも感染が広がり政府の対応に批判が集中している。
政府が全国の都道府県に出した緊急事態宣言に対し、休業・休校と外出自粛要請ベースで各自治体へ一任するというある意味無責任な宣言である。
政府としては現在日本は強制や懲罰を科する法律がなく憲法上やむを得ない対応であると国民に理解を求めているが、ようやく一律ひとり10万円給付することを決めた。
いつ終息するのか未知である新型コロナウィルスに対し、2~3ヵ月で終息するなら安いものではないか、これからまだまだ長丁場、じっくり予防薬と治療薬を研究開発し完全に新型コロナウィルスに打ち勝つ体制を構築すべきである。
さて、先日地元の地方新聞を読んでいたら、山形県山形空港で来県者を検温し新型コロナウィルスの注意喚起を促す取り組みを行うため、羽田空港から到着した第一便の乗客に検温しようとしたら、乗客がわずか二人、どちらも足早に立ち去り検温には応じなかったという。
一方、秋田県の佐竹知事は政府が全国を対象に出した緊急事態宣言の外出自粛に対し「秋田県では普段から歩いてる人がいないから改まって外出自粛を呼びかける必要はないんだ!」と秋田県の実態を強調していた。
秋田空港では3月から全日空と日本航空が羽田~秋田間の一日片道9便あった便数が、徐々に減便・運休となり、いまや一日片道1便計2便に減った。
また、JR東日本の東京~秋田間新幹線こまちは平常の8割がた運行しているが、各車両の乗客数が2~3人とまるで貸切状態である。
秋田県内の新型コロナウィルス感染者は昨日で16名、宮城県内は83名、秋田県内で最初の感染者は2月にクルーズ船ダイヤモンドプリンセスに乗船していた60代一人暮らしの男性が最初でほとんどの感染者は3月に仙台へ訪れたあと感染が判明したと思われる陽性者から感染したと推測される。
3月は秋田県内も宮城県内も感染者数がさほど大差なかったため、仙台の知人は「秋田からコロナを持ち込んだんだろう!」我々は我々で「仙台のパブで感染したんだ!」とお互い感染元を譲らない。
しかし、現在お互いの感染者数を見ると「やっぱし宮城県でねねがー!」(やっぱり宮城県じゃないか!)とつっぱねたい。
各都道府県が新型コロナウィルス感染で神経をすり減らしているなか、岩手県内だけが、いまだに感染者ゼロを保っている。
なぜなんだろうと疑問に思うまえに不思議でならない。