2020/03/26

キューバは今。

キューバ産の生豆の事を耳にしなくなって隋分経っているような気がします。問い合わせもほとんどありません(弊社でまだ取り扱っていないからかもしれませんが。でも輸入ライセンスは持っています。)。2019年の輸入量は約162トン(60㎏麻袋で2,700袋前後)です。キューバから輸出される生豆は30%前後が日本になります。

キューバでは主にシエラマエストラ山脈周辺で栽培され森林をシェードツリーとして使用していますが、現在農地を平原にまで広げるプロジェクトを数年前から始めており、これは農地を拡大することで生産量を増やすことが目的です。

このプロジェクトを推し進めている農業省によると現在8つの州で進められておりその面積は約2.300ヘクタールになります。今回のプロジェクトは2030年までに農地を10,000ヘクタールにまで拡大する事を目標としています。ベトナムと協力しこのプロジェクトを進めておりますがベトナムとは違い、すでに1ヘクタールあたり1トンを生産している生産者もいます。

現在キューバでは国内消費用に年間約24,000トンの生豆を必要していますが、現在の生産量では不十分なため、このプロジェクトによってコーヒー不足問題が解決される事を期待されています。2030年の生産量は30,000トン見込んでおり、その内約5,000トンを輸出する予定しています。そのため平野での農地拡大を含む様々なプロジェクトが進行しています。

農業省はこれまでの30年間で培ってきた接ぎ木、剪定、病害虫に対する知識等を駆使し目標を達成してみせると宣言しています。