大相撲初場所で幕尻優勝を果たした徳勝龍関の感動がまだ冷めやらぬなか、早いもので大阪で3月8日から春場所が始まる。
新型コロナウィルスの拡散に日々戦々恐々としている日本国内で、大相撲春場所が予定どおり初日を迎えられるのか、日本相撲協会は難しい決断を迫られている。
さて、昨日約5ヵ月ぶりで(膝の手術以来、長時間座っているのが苦痛のため囲碁は控えていた)囲碁クラブへ顔を出したら、懐かしい面々(失礼、先輩方)が優しく迎い入れてくれた。
休憩時にコーヒーを片手に私の膝の話題になるだろうと思っていたら、やはり新型コロナウィルスの話題である。
囲碁仲間の皆さんの意見を要約すると次のとおりである。
中国武漢市からの日本人引き上げはチャーター機を飛ばした政府ならびに厚生省の対処が功を奏した。
豪華客船クルーズ「ダイヤモンドプリンセス」の乗客、乗務員の対応については船籍が英国、船主が米国、運航発着地が日本という各国のルールがあるだろうが、寄港国である日本政府主導で最大限できうる必要不可欠な検査、陽性者の隔離施設および医療の確保など、各専門家を集結し専門家会議を早期に開き対応しなければならなかった。
ことここまで来て専門家会議を開いても今までの拡散が悔やまれる。医療人員や施設などの物理的な問題はあるだろうが、お互いのプライドを捨て国と自治体がワンチームになれば可能なはずだった。
今回新型コロナウィルスの担当相である厚生省の大臣が加藤大臣でよかった。
なぜなら彼の言動はスマートで頭が切れ今後の対策などの良し悪しは別にして心に伝わるものがある。例えば、安倍首相含め大臣のほとんどが官僚が作成した原稿を顔も上げないで読み上げ、読んでる本人が理解できてないのに国民への説得力は無理な話である。
新型コロナウィルス感染症に関する関係閣僚会議に出席しなかった大臣が3名もいたのには驚いたというかあきれ果てた。世界中が騒いでいる案件をすっぽかす神経がわからない。自分の立場を理解してない、国民をバカにしている。
選挙のことしか頭にない、いつからレベルの低い議員が閣僚に指名されるようになったのか、野党の誰かさんじゃないが「鯛はかしらから腐る」とはよく言ったものだ。
もっと我々国民も韓国人のように怒りを露わに抗議しなければいけないのだろうが、なんせおとなしい。
「桜を見る会」も安倍首相がらみ、他にも「黒川検事長の定年延長」については甘利明議員の口利き賄賂を黒川氏がもみ消した。森友学園問題の財務省佐川元局長らの不起訴も黒川氏が関係し佐川氏は国税庁長官へ出世した。
次はIR汚職問題と河井夫婦の選挙違反問題を黒川氏へ不適切に処置してもらうつもりでいる。影で糸を引いてるのが官房長官のようである。
次期首相候補に加藤勝信厚労大臣と山下貴司元法務大臣を推したい。これからの日本を背負うのは頭の切れる奴でなけりゃいけない。加藤大臣が今後の新型コロナウィルス拡散に対する防止に努め収束できれば、一皮むけ国民の印象が大いに上がる。もう安倍首相は今年で解散だから国民は次を見ている。
しかし、長けりゃいいってもんじゃないね。最長で最悪になりかねない安倍政権じゃないか。同じ秋田県人の菅官房長官も陰でいろいろ悪さしてるようだ。
昭恵夫人が安倍の旦那に「菅さんに足向けて寝られませんわよ!」の一言でわかるだろう。
私政治家のどぎつさをうすうす知ってはいるつもりだったが、ここまでされると倫理も秩序もあったものではない。
昔のような大物政治家はどこにいるんだろうか。
とにかく一日も早く新型コロナウィルスが収束してくれることを祈ります。
2020年2月26日 小濱 綱之