2月は如月、如月(きさらぎ)の名前の由来はこの時期の気候に関係し大寒を過ぎた「寒の戻り」などでまだまだ寒い日に人々は衣をさらに着込むことにより、このことから「きぬさらにき=衣更着(絹更着とも書く)」が「きさらぎ」となったという説が有力である。
それ以外にも日ごとに陽気が暖かくなることから「気更来(きさらぎ)」、草木が生え始めるころなので「生更木(きさらぎ)」「息更来(きさらぎ)」と綴ることもある。
また、前年の8月に雁が来て、さらに燕が来ることから「来更来(きさらぎ)」と呼ばれたなど、由来には諸説ある。ちなみに「如月(きさらぎ)」という字は中国での2月の異名をそのまま使ったもので日本語の「きさらぎ」とは関係がないようである。
秋田は2月5日からようやく冬景色になり道路や各家々の屋根が白銀の世界になった。いままで真冬にしては例年に比べ気温の高い日が続き、春まで雪景色のない和やかな天候で日々すごせるのかと思っていたら「如月」という衣を更に着込む寒さになった。
いま、中国では新型コロナウィルスが発症し、日本も武漢市からの帰国者や「ダイヤモンド・プリンセス」の乗船者などからの感染者が確認され、政府初め関係省庁は拡大防止のため最重要課題として必要な処置に努めており、収束に向けて一所懸命取組んでいただきたい。
さて、私ども夫婦は去年10月チュニジア旅行を計画していたが、私の左膝半月板損傷手術で9月にキャンセル。今月初旬香港経由(キャセイ航空)ドバイへ行こうとしたが、やはり私の左膝が思うように動かず3月初旬に延期したら、キャセイ航空が日本~香港間と香港~ドバイ間の運航を新型コロナウィルスの影響により一時取止めが決定しツアー中止が決まった。
毎日家内とコーヒーカップを片手に新型コロナウィルスが落ち着くまで旅行を自粛するか、短い人生リスクを覚悟で運航している航空機を利用しネパールなどの自然を観光するか、遠い南米のイグアスの滝などにするか、お互い旅行パンフレットのページをめくりながら四の五の議論し暇つぶしをしている日々である。
いずれにしろ、私自身はいま左膝のリハビリに一所懸命努力している。
2020年2月10日 小濱 綱之