2019/05/08

(NO.1159) 時の流れに! 小浜綱之

昨日6日は立夏、夏の始まりを意味する。

秋田市も日中穏やかな日が続き、暦による立夏に季節の移り変わりを感じざるを得ない今日この頃です。

大型10連休も昨日で終わり、振り返ってみると4月29日(月)は「昭和の日」、30日(火)は「平成天皇退位の日」、5月1日(水)は「令和天皇即位の日」(メーデー)、2日(木)八十八夜、3日(金)「憲法記念日」、4日(土)「みどりの日」、5日(日)「こどもの日」、そして6日(月)は立夏(振替休日)だった。

日本では海外・国内旅行とも一番多かった連休とのこと、10連休の効果で日本経済もこれでしばらくは持ちこたえられそうである。

しかし、一部では生産性低下で一概に喜んでいられないとの声も聞こえる。

昨日、自宅でコーヒーを飲みながらテレビを見ていたら、連休中の父と娘(幼稚園児)が釣り堀で一緒に楽しんでいる光景をインタビューしていた。

レポーターが娘に「パパと一緒に釣り楽しいですか?」娘は「うん、楽しい!」レポーターが「パパと一緒でいいね! これからもずーと一緒に遊びたいですか?」娘は「んーん、(しばらく考え、間を置き)たまにでいいね!」娘のうしろで釣り針に餌を付けていたパパがそく反応し、顔だけ娘のほうへ向け一瞬怪訝そうな顔をしたが、何事もなかったようにまた餌を付ける動作を繰り返していた。

また、四国へ両親と帰省した小学生高学年と低学年の姉妹が東京へ帰る途中、インタビューに答えレポーターが「どちらへ行って来ましたか?」高学年の姉がもぞもぞしながら、なかなか答えないので妹が小さい声で姉に「徳島、徳島!」姉が「はい、徳島です!」つぎにレポーターが「徳島で何が楽しかったですか?」と姉に聞いたら、姉はまたもぞもぞし考えていたら隣りから妹が「・・・、・・・です!」とはっきりした声で答えインタビューに応じていた。

私はこの小学生姉妹の言動を見てしっかり者の妹におっとり型の姉という印象を持った。

連休中、楽しいことばかりではなく、残念な出来事も多発した。

道路交通や火災などの事故、高齢者の母の介護に疲れた還暦を迎えた息子が母を絞殺し自殺するという悲惨な事件、事故は偶発的な状況により発生することであるが、事件は起こり得る原因があり故意に相手に損害を与えること。

私は連休前に秋田市内の千秋公園へ満開の桜を見に行き、毎年忘れず桜の木は花を咲かせることにある意味人間より優れていると思った。

人間は我を忘れ羽目を外したり、社会秩序を守らなかったり身勝手な輩が多いが、植物など自然界の生物は四季折々痴呆症にもならず毎年同じ姿を見せてくれる。

♪時の流れに身を任せ♪ というテレサ・テンの歌があるが「時の流れに」とは自然界に逆らわず時節の流れに乗って生きるということではないでしょうか。

2019年5月8日      小濱 綱之