先週土曜日の夜、中通クラブ(ロートル野球チーム)の総会ならびに懇親会があり、今年初めてチームメイトと顔を会わせ、いよいよ今シーズンスタートした。
今まで何年もグランドと総会などの集まりに参加していなかったNさん(78歳)が座っていたのに私はNさんとは知らず誰だろうと思っていたら、隣りのチームメイトがN氏だよと教えてくれた。
メガネを掛けていたので別人かと思い大変失礼した。
もう5年も会っていなかったので懐かしさが込み上げてきた。
N氏は東日本大震災以来、仙台復興のため建設関係に携わり震災地区で働いていた。
近況を聞いたら、体調が優れず去年10月仙台から引き揚げ、秋田大学病院で精密検査をしたところ咽喉ガンと診断され今年の1月に手術で切除し3月に経過観察で検査したら、主治医から実は悪性ではなく良性の腫瘍だったと説明を受け、本人は医療費が戻ってくると誤診を喜んでいた。
誤診とは「どでんした!」(驚いた!)
秋田県議会議員選挙の話題となり、秋田市新屋の自衛隊演習場に地上イージス・アショアー配備について、国の調査結果を見定めるべきだと言っていた佐竹県知事と穂積秋田市長が調査結果前に7日(日)の選挙に先立ち国交省へ「地元の理解を得るよう」要望した。
今まで、新屋演習場配備に反対の意思は一切示していなかった二人がなぜ選挙前に「地元の理解を」と手のひらを返したような行動をとったのか、沖縄の辺野古同様、永遠に地元の理解なんて得られるわけがない。
我々秋田市民も地上イージス配備は賛成ではあるが、新屋演習場はあまりにも民家・学校などが近すぎると反対意見が圧倒的である。
手のひら返しとは「どでんした!」(驚いた!)
2回目の米朝首脳会談で物別れとなったが、日本人拉致問題について、金委員長へトランプ大統領が安倍首相の言葉を代弁してくれた。
しかし、金委員長は「すでに解決済み」との一点張り、これに安倍首相は「つぎは私が北朝鮮と直接向き合うべきだ」と頼もしい言葉を発したが、何を根拠に直接会談すると言えるのか、単なる希望的意見なら拉致被害者に対し実に失礼極まる発言である。金委員長と直接会談とは「どでんした!」(驚いた!)
我がチームメイトにもアベちゃんがいて「アベちゃん、しっかりしろ、なんぼなってもはんかくしゃごと言ってるなー」(いくつになっても訳の分からないことを言ってる)とヤジが飛んだ。
先月、秋田公立美術大学の卒業式で学生代表が答辞内容を事前に大学事務局へ相談したところ事務局からの要請により一部削除された。
その削除内容は地上イージスの配備計画に触れ「平和な生活を過ごせるよう願う」とした部分だった。
国交省副大臣の忖度にしかり、秋田でも忖度があり、安倍さんは一体何者なんだ、化け物か、それとも怠け者か、いやいや尊師様じゃよ。仏さまとは「どでんした!」(驚いた!)
我が中通クラブで2~3年前まで、鉄人の別名を持つ80歳のF氏が陰口を言われるようになった。
一生懸命プレーする本人は何も悪くないのだが、一部のチームメイトから「F氏をレギュラーで出してるから大事な500歳野球が3回戦突破できないんだよ。監督の責任だよ」と苦言が出始め、ごもっともかもしれない。
自民党二階幹事長も80歳、一緒にするほうがどうかしてるが、いくら元気でも一定年齢に達したら若い者に譲るという謙虚さが必要不可欠かもしれない。
変わりはいくらでも存在することを素直に認めなければいけない。
秋田弁でこのような方を「だんじゃくけし!」(わがまま放題!)と言う。
だんじゃくだとは(わがまま)「どでんした!」(驚いた!)
2019年4月9日 小濱 綱之