11月13日(水) 快晴
今日は、ヒロからカウ地区のカウコーヒーミルとラスティーズハワイアンを訪問し、それからコナ地区へ向かいます。
まずは、カウコーヒーミルへ。
オルセン氏とは、カウコーヒーミルで9時に待ち合わせ。
ヒロからカウコーヒーミルまでは約90キロ。約1時間半の道のり。
予定通り、9時に到着。すこしあとに、オルセン氏も到着。
高齢にもかかわらず、自ら運転してくるんですから、大したもんです。
カウコーヒーミルでは、農園ツアーを行っていて、当日も数組のビジターが説明を受けていました。
ウェットミル、ドライミル、倉庫、焙煎工場、ショップ(グッズの種類がたくさん)があります。
オルセン氏と一緒に写っている男性は、プロセシング・マネージャーのルイス・ダニエル。
オルセン氏がカウコーヒーミルを立ち上げたのは2010年秋。
それまでカウコーヒー生産者は、プロセシングをわざわざ100キロ先のコナ地区まで行って、やってもらっていました。
これを見かねたオルソン氏は、カウコーヒー生産者の時間と労力と費用節約のために、精製工場を立ち上げたのです。
ついでに自分の農園も。ハワイ有数の大富豪ですから、大したことはありません。
現在、カウコーヒー生産者の50%(30のうちの15)はカウコーヒーミルで精製され、「カウコーヒーミル」、「カウコーヒートレーディング」ブランドで販売されています。
カウコーヒーミルの概要
標高:510メートル
農園面積:1,800エーカー(栽培面積60エーカー、生産面積40エーカー、栽培目標100エーカー、350エーカーは他の生産者へ土地をリース)
栽培品種:ティピカ90%、レッドカツーラ5%、レッドカツアイ5%
ベリーボーラー被害:1%以下
収穫シーズン:9月~5月(6月以降は収穫せず廃棄、ピッカーはミクロネシアからの出稼ぎ)
精製方法:ウォッシュド80%、ハニー10%、ナチュラル10%(ショップでの一番人気はナチュラル)
生産処理能力:ウォッシュドベースで、7トンのチェリー/日
生豆販売実績:2012年 ドイツ向け400袋(45キロ)、ハワイ州および本土向け200袋(45キロ)
使用焙煎機:デートリッヒ12キロ釜、45キロ釜(15分焙煎)
焙煎量:45キロ釜で2~3バッチ/日
焙煎豆:カウコーヒーミル、カウコーヒートレーディング、として販売されています。