2006/02/16

◎ブラジル 05年度のコーヒー消費量は6%増

ブラジル・コーヒー産業連盟(ABIC)が14日発表したところによると、2005-06年度(05年11月-06年10月)の同国コーヒー消費量は、前年度比6%増の1650万袋(1袋=60キロ)と予測される。
ブラジルは世界最大のコーヒー生産国で、世界2位の消費国でもある。
04-05年度の消費量は1554万袋で、前年度比4%増だった。
この伸びは、2010年時点の目標(消費量2100万袋、世界最大消費国の米国を抜くこと)への一歩となる。
米国の消費量は年間1900万-2000万袋。消費量の年間増加率は、約1.5%にとどまっている。
コーヒーの在庫は現在きわめて逼迫(ひっぱく)しており、政府見通しでは、在庫高は4月末までに約600万袋になりそう。
ただし、これは政府在庫360万袋を含んでいない。
ABICには、新豆が5月末までに到着しなければ、在庫は著しく低水準になる可能性があると指摘されている。