2010/10/06

グァテマラ農園視察ツアー その23

ヤクザの接待的昼食の後、ベネフィシオを見学に行きました。年間24,000袋を処理するベネフィシオです。一農園のベネフィシオとしては、まぁ、デカイ。現在は出荷も終わり、収穫時期ではないのでメインテナンス中ですが、これ全部が稼動していたらさぞかし圧巻でしょう。横一列に並んだパルパーだけでも16台あります。ドラム式のドライヤーは12機あります。ドライヤーでは70℃の熱風で23~25時間かけ含水量を13~14%にまで乾燥させ、仕上げに天日干しを行います。選別はハンドピックの他にカラーソーター(色彩選別機)も使われます。ここまで大きなベネフィシオを見たのは初めてなので、次回は是非とも収穫期の稼働中の時期に視察したいものです。

今回この農園はウエウエテナンゴ地方に行けなくなってしまった為に急遽、ホセ・パディージャ氏が知り合いだからと言う事でアレンジしてくれた農園でした。よって弊社ではまだ買い付けたことはありません。設備、環境等も非常に良く整っていますがコモディティーが中心の農園ですから、買い付けるとすれば標高1,500m以上のLas Nuves(ラス・ヌヴェス)と言う区画の物(カツアイですけど)くらいですかね、W認証物(RAとUtz)として。

ベネフィシオを後にし、一路グァテマラ・シティへと向かいました。帰りは約3時間。車中、カスカハル農園オーナー、アマド氏のヒゲが話題でした。生やしてから20年近く経つそうです。恐らく農園を始めた頃から生やし始めたのでしょう。ラテンアメリカではヒゲが一人前の男の勲章だそうですから。