9月7日。本日は急遽ウエウエテナンゴ地方の変わりにエスキプーラというホンジュラスとの国境近くの町の農園、カスカハル農園を視察します。急なアポイントにも快く対応して頂き感謝、感謝です。朝9時にホテルをチェックアウト。日本チームは朝食を済ませた上でチェックアウトをし、9時に出発できる態勢に入っています。中米チームは9時にチェックアウトをし、それから朝食を食べる態勢に入っています。徐々にこの時間の感覚の違いにもなれて来ました。朝食は典型的グァテマラの朝食。毎回なぜか最初に頼んでもいないのにオートミールが出ます。そういうものらしいです。
典型的なグァテマラ料理なる物は必ずと言っていい程、バナナのフライ(甘い)、フリホレス(黒豆のペースト)、サルサ、クリーム・チーズが付いて来ます。因みにグァテマラ(他のスペイン語圏でも同じだと思いますが)では、「黒豆(くろまめ)」と「おいしいコーヒー」が男性の間で大人気でした。この言葉を使えばウケる事必至です。ただし男性陣のみへの使用が良いと思われます。なぜか?どちらも女性が赤面するような言葉だからだそうです。
さて程なく、ゴンザロもパディージャも朝食を終え、重い腰を上げつつ待ち合わせ場所へ。そしてその待ち合わせ場所で待つ事1時間。何となくなぜ我々は朝9時にチェックアウトしなければならなかったのか悩み始めます。仕方なくホテルの周りをブラブラしながら写真撮影。ホテルの目の前には大きな教会があり、中には黒いキリスト像が飾られているそうです。グァテマラのみならず中米でも有名な巡礼地だそうです。小さいけれど小奇麗な感じの町は結構私好みです。時間があれば1,2日ブラブラしたいものです。
お天道様も随分高くなってきたなという頃、農園主のアマド・パレンシア氏が登場。その出で立ちたるやカウボーイ・ハットにオーストリッチのベルトにウエスタン・ブーツ(本物かどうかは不明)。そしてまるでオモチャの付け髭のような口髭です。これまで見た農園主とはかなり違います。フッと先日ゴンザロが話していた“マフィアによるコーヒーを使ったマネーロンダリング”の話を思い出しました。