2010/09/16

グァテマラ農園視察ツアー その⑩

ラ・べィヤ農園内にもベネフィシオ(精製所)はありますが、現在使用しているパルパーは使用時期ではない為、修理中でした。比較的古いパルパーがそのまま残されています。ベネフィシオ自体は年間600袋程度なのでそれ程大きくもなく、十分賄える大きさだと思います。通常はパルパー1台、ミューシレージ・リムーバー1台で行っているようです。

ベネフィシオでなにか物足りないなと思っていたら、ドライ・パティオがない事に気付きました。この農園はマイクロ・クライメイト(局地的気候)なので他に比べ気候の変動が激しく、そのため天日乾燥よりもドライヤーの方が安定するようです。ただ、現在は平型式ドライヤーとビニールハウスで乾燥を行っており、ドライヤーはあくまでも最終仕上げで使用するか、あるいは乾燥させる場所がない場合のみの使用となるそうです。ビニールハウス内もコンクリートの打ちっ放しのパテイオでの乾燥とアフリカン・ベッドを使用した乾燥の2通りを試しています。今の所、パティオ、アフリカンベッド共に違いは無いようです。今はコーヒーの変わりにオールスパイス(ピメント)がベッドの上で寝ています。

パルピングした後の果肉はここでもミミズの活躍により肥料となります。ゴンザロはここでも「スパゲティ!!」と言っていました。