2010/04/23

中米3カ国農園巡り三昧ツアー:その33 パナマ編

エレタ農園を訪れた2月後半は丁度開花が始まった時期で、収穫はすでに終了。チョッと中途半端な時期になってしまいました。現在天日干しされている 青チェリーは国内向け。広い乾燥場もありますがピニャレンセ社製のドラム式トライヤーもあります。パルパーはパナマの他のベネフィシオ同様コロンビア製で ミューシレージリムーバーも付いていますが他のベネフィシオとの違いはレゴブロックのように赤青黄緑とかではなく白に統一され非常に清潔感のあります。部分的にオレンジ色が使われているのが何となくオサレです。今回凄いなと思ったのはこれだけの規模の施設が全部屋内にある事です。しかもゆったりとした余裕を持って建てられています。外から見るとベネフィシオ と言うよりも工場です。エレタ・グループは大企業ですから、そう考えるとこれ位の規模の施設は当然でしょうね。

エレタ農園では輸主向け以外にも国内向けに焼き豆も販売されています。販売されている焼き豆は2種、この工場の一角で焙煎されています。AMBEX社製の15kg釜です。以外に小さめです。

工場(?)の一角にはカッピングルームもあります。サンプルロースター、水分計、超小型ハラー(脱穀機、ゴンザロが欲しい!!と言ってました)等一通りの機材が揃っています。今回カッピングしたのはティピカ、ゲイシャ、ブティック(品種ではなくグレードです)。まだ時期的に早いのでもう少々寝かせる必要がありますが、どれも良いカップでした。特にゲイシャはさすが、ゲイシャです。ただ極少量しか収穫出来ず、今期は残念ながら見送りとなりました。次回に期待です。

カピング後は農園内のゲストハウスで昼食を頂き、エレタ農園を後にしました。まず最初にゴンザロを以前来たコスタ・リカとパナマの国境まで送り、その後ダヴィの空港へ。到着しチェックインすると何と飛行機が3時間遅れ。しかもレストランとバーも休み。どうしようと言う事でダヴィの街に繰り出しました。何もありません。

数時間後、何とかパナマ・シティーに到着したものの夜は更け切ってます。いつの間にかパナマの最後の夜は過ぎていました。中米3カ国農園巡り三昧ツアーはこうして静かに終了致しました。ご清聴有難うございました。秋頃にまたどこかに行く気配が漂ってきています。その時はまたお付き合い下さい。