2010/04/23

中米3カ国農園巡り三昧ツアー:その32 パナマ編

明くる日、今回の中米視察ツアー最後の農園、エレタ農園に向かいました。エレタ農園はヴォルカン市内から車で小一時間のサンタ・アナにあります。先日訪問したハートマン農園の近くです。道も途中からチョッと間道に入るだけなので、何となく慣れた道です。エレタ農園はパナマの財閥エレタ・グループが所有しています。農園の規模は430ヘクタール、標高1,400m~1,700m。栽培されている品種はカツアイをメインに、カツーラやブルボン、ゲイシャ、ティピカも栽培されています。弊社が買い付けているティピカは栽培面積が全体の約3%とエレタ農園では非常に少なく、あのゲイシャでも5%です。ただ、ゲイシャとブルボンはまだ栽培が安定せず収穫量もほんの数袋です。いずれブルボンとゲイシャも買い付ける予定です。

農園内には川が流れており、この川の流れを利用して水力発電を行っています。農園内の電力を賄うのはもちろんの事、余った電力は電力会社に販売しています。水力発電用に水を堰き止めている脇に原住民の言葉が書いてある看板がありました。意味は“遊泳禁止”。こんな所で泳ぐ奴がいるんかいと思いましたが、この辺りの原住民インディオは出産を水の中で行っていたそうです。今もそうする人がいるため、このような看板を掲げているそうです。