MayaVinic (マヤビニック)について

マヤビニックとは

Maya Vinic(マヤビニック)はメキシコの南部、チアパス州の標高1200〜1800mにあるコーヒー生産者組合です。1999年に組織され、2003年で 4周年を迎えました。 Maya Vinicとは現地のTzotzil(ツォツィル)語で「マヤの人々」という意味があります。その名のとおり、マヤ系先住民であるTzotzil族の人々 によってコーヒー栽培が行われています。 コーヒー生産は年々増加しており、今年は200tの収穫を予定しています。 Maya Vinic(マヤビニック)は2002年11月の時点で全部で36個の村、623家族により構成されています。来年には700家族ほどになると予想されて います。 Maya Vinicは、Las Abejas(ラス・アベッハス)という先住民共同体の中からうまれたコーヒー部門にあたります。Las AbejasにはMaya Vinicのほかにも厚生部門、民芸品部門、コーラス部門、人権部門が存在します。 さらにMaya Vinic内には管理部門、有機部門、認証部門が存在し、それぞれがコーヒー生産に対し、重要な役割を担っています。

マヤビニックの構成図

特に有機部門に関しては、36ある各村に技術指導者が一人ずついて、彼らが生産者に対して有機栽培の教育を行います。さらに、年に一度、技術指導者は技術監査官として全ての家族をチェックします。(技術監査官一人当たり20〜30家族回ることになります。)
構成図

マヤビニック相関図

マヤビニックの現地から消費者までの流れを、相関図にして公開します。 相関図(PDF:259KB)

フェアトレードとは

「発展途上国」や「南の国」と呼ばれる国に住む多くの人々、とりわけそれらの国に住む少数派の人々は、「十分な補償も受けずに住み慣れた土地を追われる」 「根拠ない差別・迫害を受ける」「基本的インフラ(道路や水道、教育など)が与えられない」などの要因から、経済的・社会的に自立することが不可能になっ ています。  

→マヤビニックの設立背景についてはこちら(mayavinic.sfc.keio.ac.jp内)をご覧ください

フェアトレードは、そのような人々が作る商品を積極的に購入することで、彼らの当面の生活を支え、彼らの自立(フェアトレードがなくなっても生活していけるようになること)を支援することを目標としています。


マヤビニックの子供たち


ゼミの生徒たち

マヤビニック豆紹介

マヤビニックの生豆のデータです。生豆情報ページへジャンプします。

マヤビニックデータ

Maya Vinic(マヤビニック)の人々は、メキシコの南部、チアパス州に暮らしています。グアテマラと国境を接したチアパス州は、先住民が多く居住しており、民芸品や有名な遺跡もあり、観光名所としても知られています。
また、自然に恵まれた州であり、メキシコで第一のコーヒー生産を誇る州です。 しかし、その恩恵は先住民たちにもたらされることはほとんどなく、経済的には最も貧しい州の一つでもあるのです。

マヤビニック地方

「珈琲と文化」への寄稿

  • 慶應義塾大学 森谷氏による「珈琲と文化」への寄稿 その1(PDF)
  • 慶應義塾大学 照沼氏による「珈琲と文化」への寄稿 その2(PDF)
  • 慶應義塾大学 照沼氏による「珈琲と文化」への寄稿 その3(PDF)
  • 慶應義塾大学 山内氏による「珈琲と文化」への寄稿 その4(PDF)

マヤビニック・コーヒープロジェクトに関する掲示板があります。フェアトレードコーヒー全般に関する話題をマヤビニックを中心に進めていきます。活発なご参加をおまちしております。
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