エスメラルダ・オークション2010のロット1、今年も「カーニバル」。年に1度のお祭りですから。6月10日から出荷開始します。日本で一番早いエスメラルダをどーぞ。
今年もエスメラルダ・オークション「エスメラルダ・スペシャル 2010」が開催されました。1ケース50ポンド(22.67kg)の箱入りを12箱ゲットしました。近いうちに現地から空輸します。7ロットのうち一番 ゲイシャの味が出ていたロット1です。と言っても、2005年に買ったロットに比べるとフレーバーが弱い。年々フレーバーが弱くなっています。何ででしょうね?天候の影響かな?2005年のロットはそれはそれは素晴らしいものでした。
空輸で入荷したエスメラルダをカップしてみました。焼き具合は1ハゼが終わったあたり。やや浅め。冷めると、ゲイシャフレーバーが際立ってきます。やはりエスメラルダはすごい!
エスメラルダ農園の歴史
1924年、スウェーデン人のハンス・エリオットがエスメラルダ農園を創業。 当時はコーヒーではなく牧場でし た。40年後の1964年、ダニエル・ピーターソンのお祖父さん、ルドルフ・ピーターソンがリタイア後の拠点として、エスメラルダ農園を購入。ルドルフもまたスウェーデン生まれでした。同じ祖国の繋がりが購入の理由のひとつなのでしょう。このルドルフはなんとバンク・オブ・アメリカの社長を務めた大物。そ の後、国連の開発局長を歴任しました。その息子であるプライス・ピーターソン氏が1973年にカリフォルニアからパナマへ移住。ルドルフから農園経営を受 け継ぎました。1987年、農園の大部分にコーヒーを植え、1994年、プロセシング・プラントを建設し、自前で精製するようになりました。プライスと スーザン夫妻は農園経営を軌道に乗せるとともに、3人の子供を授かりました。エリック(1966年フィラデルフィア生まれ)、レイチェル(1967年ス ウェーデン生まれ)、ダニエル(1974年パナマ生まれ)。そしてこれからが運命的な出会いが始まりです。1996年、プライスとレイチェルがボケテ渓谷 のハラミージョにある売りに出された農園を訪問。すぐにこの美しい農園を購入し、ペケーニャ・スエシア(リトル・スイス)と名づけました。この農園がいわゆるエスメラルダ・ハラミージョ。そして、ダニエルが現在スポットライトを浴びている「ゲイシャ」をここから送り出しました。
Cupping Notes: Mario Carnaval Harvested during the month of February, 2010. Floral (jasmine) and bergamot, elegant, balanced, classic, rich, full, complex, dark berries, juicy body, savory, well integrated acidity backed with full sweetness. Approximately 22 auction lots. Our traditional, award winning Esmeralda Special comes from the area known as Mario.
品名 | エスメラルダ・スペシャル 「カーニバル」 |
生産国 | パナマ |
地域 | チリキ県ボケテ渓谷ハラミージョ地区マリオ |
生産者 | エスメラルダ農園 |
クロップ | 2010年2月 |
規格 | SHB |
欠点規格 | 0/300g |
スクリーン | スクリーン17アップ |
木の品種 | ゲイシャ |
その他 | 標高1500-1650メートル、天日乾燥、RA認証、 |
精製方法 | フルウォッシュド |
開花時期 | 2009年9月 |
収穫時期 | 2010年2月 |
船積時期 | 2010年5月末に空輸 |
保管方法 | 定温倉庫 |
ロットナンバー | ES-1 |
CLEAN CUP | 10.00 |
SWEETNESS | 8.75 |
AROMA | 9.00 |
ACIDITY | 9.00 |
BODY | 7.00 |
FLAVOUR | 9.00 |
AFTERTASTE | 9.25 |
OVERALL | 9.00 |
ADD | 20.00 |
FINAL SCORE | 91.00 |
フラグランス&アロマ:シトラス系の甘く、さわやかなフレーバー。花やナッツも感じられる。 カップクオリティー:完熟したシトラス系とプラムのような甘味と酸味がビューティフルなコンビネーション。デリシャス!ジャスミン、ナッツ。甘味と酸味の余韻が長い。スウィート、テイスティー、ジューシー。 カップが冷めると:シトラス系の甘味と酸味が増してくる。 |
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