キブ湖をはさんだルワンダの対岸、コンゴの農民がつくるコーヒーです。
旧国名のザイールと言ったほうがなじみがあるかもしれません。モハメド・アリが名勝負「キンシャサの奇跡」をした国とか、史上最強といわれるウイルス「エボラ出血熱」が流行した国です。1997年に国名がコンゴ民主共和国に変わりました。いまだに内戦状態が続いています。ルワンダとの国境沿いには多くのコンゴ難民が住み着いています。コンゴ民主共和国の国土は世界でも12位という広大な面積をもつ国家で、ルワンダの国土の90倍。隣接する国は、コンゴ共和国、アンゴラ、ザンビア、タンザニア、ブルンジ、ルワンダ、ウガンダ、スーダン、中央アフリカの9カ国もあります。とにかくデカイ。内戦が終わって、真剣にコーヒー産業に力を入れたら、世界でも有数の生産国になるでしょう。そのテイストはワイルドなアフリカンタイプにバニラのようなフレーバーが混ざったような感じです。ルワンダとはまったく味が違います。ルワンダのように仕上がりはきれいではありません。
コーヒーがコンゴに持ち込んだのは、ベルギー人、フランス人、ドイツ人だそうです。1800年代後半から1900年初頭です。ちょうどベルギー国王の私有地であったコンゴ自由国の頃です。かなりひどく悲しい歴史があります。
品名 | キブ湖のほとり |
生産国 | コンゴ |
地域 | 北キブ州キブ湖周辺 |
生産者 | キブ湖周辺に住む農民 |
クロップ | 2008/2009 |
規格 | Kivu 4 |
欠点規格 | N/A |
スクリーン | スクリーン15アップ |
木の品種 | ブルボン |
その他 | 現在UTZに指導してもらって品質向上を目指している最中。 |
精製方法 | ハンドウォッシュド。ハンドパルパーで実を取ったあと、大きなバケツで洗っています。まだまともな設備がないとのこと。 |
開花時期 | 7月-8月 |
収穫時期 | 3月-6月 |
船積時期 | 2009年7月 |
保管方法 | 定温保管 |
ロットナンバー | 004/0026/0019 |
AROMA | 8 |
ACIDITY | 8 |
BODY | 8 |
FLAVOUR | 9 |
AFTERTASTE | 9 |
FINAL SCORE | 92 |
とにかく甘い。かすかにファーメントのアロマ。スパイシーな香木、チェリー系の味。深みのある酸味。シロップのような口当たり。クリーンでフルーティーなあと味。 |
→→カッピングレポート |