コスタリカ農業省は1988年、ロブスタ栽培を禁止した。以降ロブスタ栽培は行われていなかったが、2018年、限定区画での栽培が試験的に承認された。ビスタアルバジェ農園は、ロブスタ生産を始めた初めての農園。
ロブスタ種は1988年、「植物検疫上の理由」から当初禁止された。これはコーヒーゾウムシの国内侵入を防ぐためであった(ゾウムシはアラビカ種よりロブスタ種を好む)。しかし残念ながら、この害虫は数年前からコスタリカに存在しているため、この措置は今や無意味となっている。
コスタリカ農業省はロブスタ種の導入を、雇用創出と土地の有効活用の機会と捉えている。ロブスタ種はアラビカ種に比べてさび病への耐性が強いため、高温多湿で菌の繁殖に理想的な低地でも栽培が可能なのだ。つまりアラビカ種が感染しやすい地域でも、ロブスタ種は効果的に生産できるのである。コスタリカコーヒーの品質低下を懸念する生産者をなだめるため、同省はロブスタ種の栽培を厳重に制限された地域にのみ許可すると保証している。また、農場や加工施設において品種が混ざらないよう対策を講じることも表明している。
農園主のホルヘ・アリエタは、アラビカコーヒー農園とは別に、標高93メートルの場所に牧場を所有している。これまでここでは、パイナップル、サトウキビ、牧畜のみが行われてきたが、ロブスタ種栽培の限定区画植え付け承認を経て、低地でのロブスタ栽培をスタートさせた。
| 品名 | ビスタアルバジェ ロブスタ ハニー |
| 生産国 | コスタリカ |
| 地域 | アラフエラ州カーティスサンカルロス |
| 生産者 | ビスタアルバジェ農園 農園主:ホルヘ・アリエタ |
| クロップ | 2024/25 |
| 規格 | 公式な規格無し |
| 欠点規格 | 公式な規定なし |
| スクリーン | スクリーン15アップ |
| 木の品種 | ロブスタ |
| その他 | 標高93メートル、 |
| 精製方法 | ハニー |
| 開花時期 | 2024年2月-3月 |
| 収穫時期 | 2024年10月ー12月 |
| 船積時期 | 2025年9月 |
| 保管方法 | 定温倉庫 |
| ロットナンバー | なし |