ラクヤット農園を所有するアウリア・カーフィと近隣の15生産者から作りげたロット。
今ロットのメインプロデューサーであるアウリア・カーフィは、親からコーヒー農園を十代で受け継ぎ、スペシャルティーコーヒーに特別な関心を持ってたものの、当時地元ではまだスペシャルティーコーヒーの需要があまりなかったため、数年間はコーヒー栽培をやめて、近くの火山から採れる鉱石ベスビオナイトを売り歩いていた。コーヒー業界に戻り、三十代になったアウリアは、コーヒー栽培に留まらず、コーヒービジネスを拡大し、古いバンを使って、近隣の生産者からもチェリーを集買するようになった。現在は、ルクプ、サブン、パンタンシレ、ラタワリ、ゲガランの生産からチェリーを買っている。
買い集めたチェリーを手選別で仕分け、綺麗な水で2日間かけて洗い、パティオに広げて乾燥工程へ。レーキを使い、12日から15日間かけて均等に乾燥させていく。仕上がったナチュラルは、ジューシーでトロピカルフルーツのようなフルーティーさと甘さを兼ねたロットに仕上がっている。
「セソンゴット」は、アチェ州でコーヒーの木にぶら下がっているカラフルなケムシのこと。このロットのチームリーダー、アウリアが、自身が作るスペシャルロットを、このユニークな生き物から名前を取って命名した。この大量発生するアチェのケムシは、コーヒーピッカーにとっては厄介な生き物で、毛に触れるとかゆみをともなって肌が荒れるらしい。
| 品名 | セソンゴット ナチュラル |
| 生産国 | インドネシア |
| 地域 | アチェ州中アチェ県べべセン |
| 生産者 | アウリア・カーフィと近隣の15名の生産者 |
| クロップ | 2024/25 |
| 規格 | G-1 スぺシャル・プレパレーション |
| 欠点規格 | 0-3/300g |
| スクリーン | スクリーン15アップ |
| 木の品種 | アビシニア、アテン、カツーラ、ガヨ、ティムティム、ティピカ |
| その他 | 標高1300-1600メートル、火山灰土壌 |
| 精製方法 | ナチュラル |
| 開花時期 | 2024年7月-9月 |
| 収穫時期 | 2025年3月-5月 |
| 船積時期 | 2025年7月 |
| 保管方法 | 定温倉庫 |
| ロットナンバー | 015/3747/103 |