1733年にコーヒー栽培が始められたバンブーヘッジ。この土地がセントヘレナ島最初のコーヒー栽培地となった。今年の入荷は100キロ。S-18・100キロ
ナポレオン一世が幽閉された絶海の孤島英国領セントヘレナ。ナポレオン一世は1815年10月から1821年5月に死亡するまでの6年間を島中央のロングウッドハウスで過ごした。これまで大西洋のど真ん中にあるセントヘレナには郵便船で行くしかなかった。往路で5泊6日もかかる。2017年、ようやく旅客機の発着が可能な空港施設が完成し、同年10月15日、ヨハネスブルグからの初の旅客定期便が就航した。ようやく絶海の孤島ではなくなった。
かつてコーヒー農園を所有していた東インド会社の記録によれば、1733年にイエメンのモカ港からこの島にコーヒーが持ち込まれ、バンブーヘッジでコーヒー栽培が始まったとある。1839年にバンブーヘッジでコーヒー栽培をしていたジョージ・ウィリアム・アレクザンダーがロンドンにコーヒーを送り、その品質の高さから、1851年に開催された第一回ロンドン万国博覧会のクリスタルパレス(水晶宮)でプレミアアワード(最高賞)を受賞した。この時の豆がまさにこの「バンブーヘッジ農園」の豆だったのだ。
ナポレオンの死後、ロングウッドハウスは、イギリス東インド会社に戻され、王室財産になったが、1858年に有償でフランス政府に引き渡された。現在は、フランス政府が所有する博物館となっている。
バンブーヘッジ農園とランガムス農園を所有するのは、セントヘレナ島最古の会社であるソロモン・アンド・カンパニー。1790年にソール・ソロモンが創業。現在セントヘレナにおいて、観光、ホテル、海運、卸売、小売、保険、サービス、不動産など様々な分野に手を広げている。
島内にはいくつかのコロニアルハウスが現存している。バンブーヘッジ、バンブーロッジ、ファームロッジ、ランガムス、オークバンク、オークランド、プロスペクトハウスなどである。これらは、東インド会社全盛期の総督や著名な家族向けに建設された。ジョージ王朝時代の邸宅は、セントヘレナエリートの大志、美学や生活スタイルが反映されており、島の歴史遺産であり、英国植民地時代の歴史でもある。
品名 | バンブーヘッジ農園 |
生産国 | セントへレナ島 |
地域 | セントヘレナ島サンディーベイ地区 |
生産者 | ソロモン・アンド・カンパニー |
クロップ | 2023/2024 |
規格 | 公式な規格なし |
欠点規格 | 丁寧にハンドピックしているのでほぼ欠点なし |
スクリーン | スクリーン18アップ |
木の品種 | グリーンチップブルボン |
その他 | 標高:サンディーベイ地区の標高400メートル。島特有の微気候のため標高1000メートル以上に匹敵。年間降水量3000ミリ。4ヶ月かけて天日乾燥させる。 |
精製方法 | フルウォッシュド |
開花時期 | 2022年12月-2023年4月 |
収穫時期 | 2023年10月-2024年2月 |
船積時期 | 24年6月16日空輸 |
保管方法 | 定温倉庫 |
ロットナンバー | なし |