カンシーノ・ファミリーファームのコナNO1が入荷!23/24クロップは、サビ病対策がうまくいき、生産量は通常ベースに戻ったようだが、チェリー価格は高値に張り付いたまま。24/25クロップも今クロップ同様、生産量をキープ出来れば、価格は下がってくると思われる。
23/24クロップのハワイコナの生産量は、各生産者ともさび病対策がうまくいき、例年の収量まで回復。ただし、最高グレードのエクストラファンシーの比率は低いまま。やはりプライムグレードが圧倒的に多い。
ハワイコナのティピカには、ハワイアンティピカとグアテマラティピカの二系統がある。ハワイアンティピカは、200年ほど前にブラジルから持ち込まれたティピカ。グアテマラティピカは、1892年にグアテマラからハワイ島のハマクア地区に持ち込まれ、ハワイ島で広く栽培されるようになり現在のコナコーヒーの元となっている。ハワイアンティピカの葉はヒダがあるのに対し、グアテマラティピカの葉はストレート。ハワイアンティピカの方がチェリーの付き具合が低い。カップ的にはあまり変わらない。
農園主のレイノルド・カンシーノはメキシコからの移民組。メキシコでの暮らしぶりはかなり貧しかったという。コナに来たのは今から20年ほど前。コーヒーピッカーとして出稼ぎにやって来た。勤勉は成功の母をモットーに働いたレイノルドは、マウナロアの未開拓の斜面に土地を購入し、コーヒー栽培を始めた。数年後、すべての貯蓄をつぎ込み、プロセシングミルを設置した。さらに自分の農園だけでなく、近隣の生産者からもチェリーをかうようになると、コーヒービジネスは一気に拡大していった。レイノルドは家族総出で農園を運営しているので、農園名をカンシーノ家族農園と命名している。レイノルドは、コーヒーピッカーからコーヒー農園のオーナーへ転身を遂げたアメリカンドリームの体現者である。
品名 | ハワイコナ・NO1 カンシーノ・ファミリー 2024 |
生産国 | ハワイ |
地域 | ハワイ島コナ地区カイルアコナ |
生産者 | レイノルド・カンシーノ |
クロップ | 2023/2024 |
規格 | コナNO.1 |
欠点規格 | 18欠点/300g |
スクリーン | スクリーン18アップ |
木の品種 | ティピカ(グァテマラティピカ) |
その他 | 標高240‐720メートル 、年間降水量900‐1000ミリ、ホシダナ天日乾燥 |
精製方法 | ウォッシュド |
開花時期 | 2023年1月-4月 |
収穫時期 | 2023年12月-2024年1月 |
船積時期 | 2024年4月 |
保管方法 | 定温倉庫 |
ロットナンバー | 2407902 |