ベジャビスタ農園は、ベジャビスタ森林保護区の麓にある野生動物の楽園。マリアが所有しているコパカバーナ、リオコリ、プマプンク、ピコデルトゥカンのどこよりも標高が高い農園。品種はティピカとカツーラの混合栽培。
ベジャビスタ農園は、ベジャビスタ森林保護区の麓にある野生動物の楽園。農園の標高は1700メートル、12ヘクタールの農園でコーヒーが栽培されている。アスカルンス家が所有する農園の中で一番標高が高く、ティピカとカツーラの混合栽培を行っている。オーナーのアスカルンス家は1650年代にスペイン北部のガリシア地方からボリビアへ移住。マリアの父、ハイメ・アスカルンスが50年前にコーヒービジネスをスタート。ユンガス地方南部のチュルマニ県に最初の農園を購入。コーヒーの栽培を始めるが、近隣の生産者がコカインの栽培を始めたため、物騒な地域となり、その農園を売却。ユンガス地方南部のカラナビ県の農園を購入し、現在に至る。コーヒー事業の前はトラックやトラクターのパーツ輸入販売をしていた。マリアは、農園主・精製工場主・輸出者でもあり、栽培から輸出まで一貫して行っている。
[概要] 国土は日本の3倍を有し、金・銀・錫・石油・天然ガス・リチウムなどの豊富な天然資源を持つが、ラテンアメリカで最も開発が低く貧しい国である。1952年のボリビア革命で行なわれた農地改革により、サンタクルス県を中心とした東部の低地地帯で農業開発が進み、コーヒー、大豆、トウキビ、綿花、バナナなどの栽培が始まった。その後コーヒーはアンデス山脈の北東山麓ユンガス地方へと広がり、現在同国コーヒー生産の95%を占める一大産地となっている。
[地勢・気候] ボリビアの地理は大きく3つに分けられ、国土の30%を占めるアンデス山脈地域、60%を占めるアマゾン熱帯地域、残りの10%がアンデスとアマゾンの中間地域であり、温暖なコーヒー栽培に適した気候である。
[生産状況] コーヒー生産者はフェアトレードや開発援助の助けを借りて有機農法を自ら進んで行ない、質の高いコーヒーを地道に作り上げ、2004年からカップ・オブ・エクセレンスを開催し始めた。二度に亘る農地改革によって誕生した1-8ヘクタールの小規模生産者が作るコーヒーが9割を占めていて、ほとんどが有機栽培のアラビカ種である。
[主要生産地] コーヒーの95%がユンガス産であり、わずかにサンタクルス、ベニ、コチャバンバ、タリハ、パンドなどがある。
[栽培品種] ティピカ、カツーラ、カツアイ、パーカス、ジャバ、ゲイシャ
[品質・格付] オフィシャルなグレードはなく、売り手と買い手の間で取り決められる。
[流通] 国内28の個人農園が輸出の70%を占めており、30%が17の農協である。両者ともボリビア・コーヒー・コミッティー(COBOLCA)に加盟している。輸出先は米国、EU諸国、日本。
品名 | ベジャビスタ |
生産国 | ボリビア |
地域 | ラパス県ユンガス地方カラナヴィ郡ボリンダ |
生産者 | ベジャビスタ農園 農園主:マリア・アスカルンス |
クロップ | 2022/2023 |
規格 | スペシャル・プレパレーション |
欠点規格 | 丁寧にハンドピックしているのでほぼ欠点なし |
スクリーン | スクリーン17アップ |
木の品種 | ティピカ、カツーラ |
その他 | 標高1700メートル、日陰栽培、年間降水量2000ミリ、バイオラティーナ有機認証 |
精製方法 | フルウォッシュド |
開花時期 | 2022年9月−10月 |
収穫時期 | 2023年5月-10月 |
船積時期 | 2023年12月 |
保管方法 | 定温倉庫 |
ロットナンバー | 1-24-1 |