スペイン領グランカナリア島グリモネス農園が20キロ入荷。
イベリア半島から1840キロ離れた北大西洋に浮かぶスペイン領カナリア諸島。カナリア諸島は、七つの島(グラン・カナリア、テネリフェ、ランサローテ、ラ・パルマ、ラ・ゴメラ、エル・イエロ、フェルテベントゥラ)で構成されている。スペインの避暑地として知られ、年間1000万人以上の観光客が訪れる風光明媚な島である。
グランカナリア島のアガエテ地区でコーヒーが栽培され始めたのは1788年。キューバからティピカが持ち込まれた。以来、ヨーロッパで唯一のコーヒー栽培地となっている。栽培地の北緯28度は、日本だと奄美・徳之島・小笠原諸島にあたる。コーヒー以外に、マンゴ・パパイヤ・アボガド・オレンジ・グレープフルーツなどのトロピカルフルーツを栽培している。
グリモネス農園は、フアン・ソーサ・ガルシアと妻のホセファ・アラモ・ソーサが1975年に創業した。2004年に息子のフアン・ソーサ・アラモが農園を引き継ぎ、現在二代目となっている。それまで彼は小さなスーパーマーケットを経営していたが、売却して余生を楽しむことにしたものの、数か月で退屈なセカンドライフに飽きてしまい、父親の農園を引き継ぎ、コーヒー栽培を始めたのである。現在、ふたりの娘たちもコーヒー栽培を手伝いはじめ、三世代目に引き継がれ始めている。
農園名となっている「ロス・グリモネス」の由来は、1400年代後半、現在のベルギーにあたる地から富豪グリモン家がグランカナリア島に渡来し、コミュニティーを作り上げた場所。その後、数百年に亘り、グリモン家が土地を所有し、現在は地名として残っている。
| 品名 | グランカナリア グリモネス ティピカ |
| 生産国 | カナリア諸島 |
| 地域 | スペイン領カナリア諸島州、グランカナリア島、アガエテ、ロスパシートス |
| 生産者 | ロス・グリモネス農園 農園主:フアン・ソーサ・アラモ |
| クロップ | 2022/2023 |
| 規格 | 明確な規格無し |
| 欠点規格 | 公式な規格無し |
| スクリーン | スクリーン14アップ |
| 木の品種 | ティピカ |
| その他 | 標高245メートル、年間降雨量220ミリ、農園創業1975年 |
| 精製方法 | ナチュラル |
| 開花時期 | 2022年9月 |
| 収穫時期 | 2023年5月-6月 |
| 船積時期 | 2023年12月 |
| 保管方法 | 事務所にて保管 |
| ロットナンバー | なし |