3年ぶりにマラウィが入荷。ミスク農協マケイェ。村ごとにあるウォッシングステーション別で買付。
ムズズコーヒー生産者組合は、5つの農協で組織されている。ミスク農協、東南ムジンバ農協、ポカ農協、東ンチシ農協、北ビピヤ農協。
ミスク農協は、北部マラウィの中心地ムズズ市から320キロ離れ、マラウィとタンザニアの国境としているソングェ川にほど近い場所にあり、ムズズコー ヒー組合の50%強の生産量を占めている。2009年にフェアトレード認証、2011年に 4C認証を取得。現在オーガニック認証取得を目指している。
マラウィはアフリカ大地溝帯に位置する南北900キロに及ぶ細長い内陸国。国土のほとんどが高原であり、マラウィ湖が大きな面積を占める。コーヒーが伝わったのは1878年。スコットランドのブランタイヤにあった1本のコーヒーノキが移植されたものである。品種はニャサと言われ、ウガンダとタンザニアに伝播したものと同じブルボン系である。
[地勢・気候] 国土は九州と北海道を合わせた面積程度で、北部州、中部州、南部州の3つに分かれている。コーヒーは全土にわたって栽培されている。熱帯性気候だが高地は比較的涼しいためコーヒー栽培に適している。
[生産状況] 北部は小規模生産者が加盟する組合、南部は大規模農園による生産となる。マラウィの主要輸出品はタバコ、砂糖、お茶であり、総輸出額の75%以上を占めていて、コーヒーは2%程度に過ぎない。年々コーヒーの輸出総額は増加しているものの安定していない。1992年には最高で8160トン(13.6万袋)に達したが、その後下落傾向にある。
[主要生産地] 主要生産地は大きく三つの地域に分けられ、北部高地(ビピヤ、ポカ、カタベイ、ムジンバ)、中部高地(チシ、ムウェラ、デッザ、ベンべケ)南部高地(ゾンバ、チラズル、ムランジェ、チョロ)である。栽培品種は、ニャサ、カチモール・ポピュレーションズ(POP)、ゲイシャ、Sアガロ、SL28、SL34、カツーラ。カチモール・ポピュレーションズはサビ病に強く、成長が早い品種。マラウィのゲイシャはエチオピア起源であるが、パナマのゲイシャとは違い長細くなく丸い形状をしている。Sアガロもエチオピア起源の品種であり、フザリウム(カビ)に耐性を持つ。SL28と34はケニアで一般的な品種。
[品質・格付] グレードは、上からAAAス クリーン19+、AAスクリーン18+、ABスクリーン16+、C、PB、E、TTがある。
[流通] マラウィコーヒー協会には北部の小規模生産組合(ミスク、ポカ、北ビピヤ、東南ムジンバ、カタベイ)と南部のンジュリ農園、サテムワ農園、マコカバレー農園、マカンディ農園、カプノ農園、サブレ農園、プレス農園、バブジ農園が加盟している。輸出は直接取引で行なわれる。主な輸出先は南アフリカ、スイス、ドイツ、英国、日本。
品名 | ミスク農協 マケイェ |
生産国 | マラウィ |
地域 | 北部州ミスク地区マケイェ村 |
生産者 | ミスク農協マケイェ村の零細農家 |
クロップ | 2022 |
規格 | AAA/AA |
欠点規格 | 0-6/300g |
スクリーン | スクリーン17アップ |
木の品種 | ゲイシャ、ニカ、アガロ、カツーラ、カチモール、SL28 |
その他 | 標高1200-1310メートル、降水量1250-1300ミリ、100%天日乾燥、100%シェイドグロウン |
精製方法 | フルウォッシュド |
開花時期 | 2021年10月-12月 |
収穫時期 | 2022年6月-10月 |
船積時期 | 2023年3月 |
保管方法 | 定温倉庫 |
ロットナンバー | 109/022/019 |