1993年に設立されたジペモヨ農協は2017年までは精製工場を持たず自家精製を行っていたが、2018年から自前で建設した精製工場で生産をするようになった。
ジペモヨ農協は、1993年に設立されてから自家精製コーヒーをつくる組合だった。2018年になってようやく新たに建設された精製工場でコーヒーを生産できるようになった。現在は生産量の90%を工場で精製している。このグループが栽培している品種はブルボン系のN39とケント系のKP423である。収穫したチェリーは14時から18時までの間に持ち込まれる。ウェットミルは16時から22時まで稼動しており、パルピング後、24時間から48時間かけて醗酵、水洗工程を経て、8時間から12時間ソーキング。アフリカンベッドで10日から14日間天日乾燥する。
タンザニア本土にコーヒーが伝わったのは1863年。レユニオン島に進出していたフランス・カトリック聖霊会派の神父らによってブルボン種が持ち込まれた。日本でモカやブルーマウンテンとならぶ人気銘柄のひとつとなっているキリマンジャロに伝わったのは1898年。1920年代にはケント種が伝えられた。タンザニア経済は農業に立脚しており、労働人口の約70%が農業に従事している。コーヒー生産農家45万世帯あり、生産量全体の90%を占めるほど、小規模農家が多い。また何らかの形でコーヒー産業に関わっている人たちが約240万人おり、全人口の6%である。キリマンジャロコーヒーは上質のコーヒーとして世界中で愛好される主要輸出品であり、貴重な外貨獲得源となっている。
品名 | ジペモヨ |
生産国 | タンザニア |
地域 | ムベヤ州ムベヤ県 |
生産者 | ジペモヨ農協(ションゴ村、ホロンゴ村、イガレ村、イズンブウェ村、イウィンディ村の生産者184名) |
クロップ | 2022/2023 |
規格 | AA |
欠点規格 | スクリーン15最大2% |
スクリーン | スクリーン18(90%)、スクリーン17(8-10%) |
木の品種 | ブルボン(N39) 90%、ケント(KP423) 10% |
その他 | ウェットミルの標高1683メートル、年間生産量292袋、粘土質土壌、年間降水量1300-1800ミリ、平均気温20.5度 |
精製方法 | フルウォッシュド |
開花時期 | 2021年9月-10月 |
収穫時期 | 2022年6月ー8月 |
船積時期 | 2023年3月 |
保管方法 | 定温倉庫 |
ロットナンバー | 033/0089/0538 |