カンシーノ・ファミリーファームのエクストラファンシーが入荷!22/23クロップは、サビ病被害が大きく影響し、生産量が50%ダウン。さらにチェリー価格が高騰し、ゲイシャ並みの価格になってしまいました。
22/23クロップのハワイコナの生産量は、サビ病の蔓延で例年の50%減と言われている。生産者によっては70%減のとこともあるようだ。そのためチェリー価格がさらに値上がりし、高値を更新している。各生産者ともさび病対策を講じているため、花の咲き具合からすれば、23/24クロップは例年の25%減あたりまで回復すると予想される。
ハワイコナのティピカには、ハワイアンティピカとグアテマラティピカの二系統がある。ハワイアンティピカは、200年ほど前にブラジルから持ち込まれたティピカ。グアテマラティピカは、1892年にグアテマラからハワイ島のハマクア地区に持ち込まれ、ハワイ島で広く栽培されるようになり現在のコナコーヒーの元となっている。ハワイアンティピカの葉はヒダがあるのに対し、グアテマラティピカの葉はストレート。ハワイアンティピカの方がチェリーの付き具合が低い。カップ的にはあまり変わらない。
農園主のレイノルド・カンシーノはメキシコからの移民組。メキシコでの暮らしぶりはかなり貧しかったという。コナに来たのは今から20年ほど前。コーヒーピッカーとして出稼ぎにやって来た。勤勉は成功の母をモットーに働いたレイノルドは、マウナロアの未開拓の斜面に土地を購入し、コーヒー栽培を始めた。数年後、すべての貯蓄をつぎ込み、プロセシングミルを設置した。さらに自分の農園だけでなく、近隣の生産者からもチェリーをかうようになると、コーヒービジネスは一気に拡大していった。レイノルドは家族総出で農園を運営しているので、農園名をカンシーノ家族農園と命名している。レイノルドは、コーヒーピッカーからコーヒー農園のオーナーへ転身を遂げたアメリカンドリームの体現者である。
| 品名 | ハワイコナ・エクストラファンシー カンシーノ・ファミリー2023 | 
| 生産国 | ハワイ | 
| 地域 | ハワイ島コナ地区カイルアコナ | 
| 生産者 | レイノルド・カンシーノ | 
| クロップ | 2022/2023 | 
| 規格 | コナエクストラファンシー | 
| 欠点規格 | 8欠点/300g | 
| スクリーン | スクリーン19アップ | 
| 木の品種 | ティピカ(グァテマラティピカ) | 
| その他 | 標高240‐720メートル 、年間降水量900‐1000ミリ、ホシダナ天日乾燥 | 
| 精製方法 | ウォッシュド | 
| 開花時期 | 2021年12月 | 
| 収穫時期 | 2022年8月-9月 | 
| 船積時期 | 2022年12月 | 
| 保管方法 | 定温倉庫 | 
| ロットナンバー | 2234601 |